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| 万民ニュース 第 148 号
| HIT
5285
| DATE
2015-02-22
信仰の競走の用意、できましたか?
永遠に愛を分かち合えるまことの子どもを望んでおられる三位一体の神の初めの心と愛を私たちが知ったら、天国の最も栄えある場所である新しいエルサレムに向かう信仰の走りを緩めないだろう。祝福の年を迎えて、もう一度目標に向かう心を新たにして決断することで信仰の競走に参加されるように。
第一、目標に向かって決断したならば、はっきりした目的意識がなければならない。
目標は誰でも持てるが、目的意識はこれと違う。私たちがどんな目標を立てたとしても、どんな目的意識を持っているかによってその結果は違ってくる。
信仰にあって「私もいつかは御霊に属する心になるだろう」と安易に考えているなら、それは確かな目的意識がないのだ。目的意識がはっきりしていてこそ、これによって自分の行動を変えさせ、自分の人生を変えさせることができる。ここで大切なのは、目的意識を正しく持つべきだということである。
まことの目的意識は自分の心に明らかな理由があってこそ可能だ。つまり、私たちが神を愛する理由と天国の最も栄えある場所、新しいエルサレムへ行くべき理由など、確かな理由が自分の中にできたとき、目的意識がはじめて決断につながるのだ。
主にいただいた愛が深く悟れるほど、すみやかにその愛の実として出てこなければという目的意識がはっきりして、短い時間でも変えられる。主の十字架の摂理がまさに自分のための愛で、自分のための主の犠牲と献身であったということが心に悟れてこそ、まことの決断を通して変化の実を結ぶようになるのだ。
ところが「そんなことがあったようだ」という人ははっきりした目的意識がないから、決断したとはいうが、まことの決断にならなくて途中で変わってしまうしかない。
第二、最も大切にしていたものを手放し、最も大変でしたくないこともできなければならない
ルツは姑について行くために故郷を背にしなければならず、弟子たちはイエス様に従うために生業と家族を後にした。盲人の物ごいバルテマイはイエス様の御前に行くために、自分にとって最も大切な上着を投げ出した。
このように目標に向かって決断した人は最も大切にしているものも投げ出さなければならない。イエス様は「まことに、あなたがたに告げます。わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます。」と言われた(マルコ10:29-30)。
それなら、自分は主のためにどれほど手放したのか、調べてみなければならない。相変わらずテレビ、インターネット、ゲームを楽しんで、自尊心を捨てないで自分に固執しているなら、それは決断ではない。最も捨てるのが大変なことでも手放せる心でこそ、聖霊に助けられて、祈りたい、みことばを読みたい、そのみことばどおり生きたいという心が泉のように湧き上がるのだ。
人は自分がしたいことをするとき、効率が最大になる。聖められることも同じだ。霊の流れの中で雰囲気を追うのではなく、聖霊が働かれるうちにしたい心が湧き上がるとき、聞き従うことができて、効率も短い時間で最も大きくなる。
第三、急激な変化もよいが、移り変わらないことがもっと大切だ。
「ちりも積もれば山となる」という言葉のように、小さい変化が積もって大きい結果をもたらすことができる。大切なことは、移り変わらないで一つ一つ聞き従っていくことだ。
✽✽✽
もしいやいやするなら、それは従順でもないし、心の割礼もできない。熱心に祈っているというのに「なぜ私は変えられないのだろうか」と言うなら、本当に心から湧き上がる行いだったか自分でチェックしてみよう。
本当に湧き上がる心から行った人ならば、御霊に属する実を結べる。心から湧き上がる従順ならば、変わりなく行うからだ。祈りも、みことばを武具として身に着けることも、しなさいと言われるからするのでなく、湧き上がる心からすることなので、そのみことば一つ一つを自分に適用させて、変えられていける。
この時、小さいこと一つでも生活の中で移り変わらず行っていくことが大切だ。自分にある移り変わる属性を引き抜くために、どれ一つも見過ごさないで実践していけば、その行い一つ一つが積まれて、移り変わらず行える人になるのだ。
✽✽✽
はっきりした目的意識を持って、自分が最も捨てるのが大変だったこと、最も手放しにくかったことでも一つ一つ始めていき、移り変わることなく進んで行けば、まことの決断になり、完全な実として出てくるだろう。このような決断のうちにさらに信仰の競走に拍車を加えられるように。
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