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| 万民ニュース 第 147 号
| HIT
5007
| DATE
2015-01-25
御霊の戦士、器の備えができたでしょうか?
すべての人が救われることを望んでおられる愛なる神は、終わりの時に炎のような聖霊のみわざによって各自の持ち場で忠実に使命を果たせる働き人を探しておられる。
このように備えられた器になるために必要な三つの条件を調べてみる。それで神に大いに喜ばれて誇りとなる御霊の戦士にすみやかに変えられるように。
01.きよい器
<第二テモテ2:21>に「ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。」とある。主人にとって有益な器になるには、きよい器でなければならないということである。
ところで、どれほど神様を愛して信仰があり、天国への望みがあるかによって、訓練を通して自分をきよくしていく姿が違ってくる。初めは熱心だったのに、すぐ冷めてなまぬるい信仰になってしまうケースがあり、再び世の汚れたことに染まっていくケースもある。この時は以前よりもっと悪くなり、世の中でひどく変わっていくのが見られる(第二ペテロ2:20)。
まことに神を愛して、天国の望みのうちに生きていく人ならば、変わらず自分を発見して変えさせることによって、きよい器にしていかなければならない(第二コリント7:1)。そうする時だけ、聖霊の炎のようなみわざにあずかれる、備えられた器となれる。したがって、本当にみことばに聞き従って変えられるためには、聖霊に助けられなければならない。
<第一ペテロ4:7>に「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」とあるので、さらに心を整え身を慎み、火のように祈らなければならない。このように自分で努力しながら神の恵みによって強くされ、聖霊に助けられれば、傷もしみもしわもないきよい器にしていける。
02.用途にかなう器
主人はどんな食べ物を入れるかによって、その用途にかなう器を使う。このように神もご自身の国を実現していかれることにおいて、それぞれの用途に合うように器を選んで使われる。各人の器がどれほどきよい器なのか、どれほど大きくて、どんな用途に最もかなうかをよく知っておられるからだ。
神はまず心をご覧になり、器のきよさと大きさなどを考慮して、最もふさわしいところに使うことを望んでおられる。ひとりひとりの賜物が何かということも重要である。したがって、自分が神の御前でどんな用途にかなう器として使われるのかを知って、それに合わせて使われることができなければならない。そして今すぐ見て良く、自分の思いの中で決めるのではなく、祈って聖霊に働きかけられなければならない。
<ピリピ2:13>のみことばどおり、神はみこころのままに各自の心に働いて志を立てさせ、事を行うように導いていかれる。つまり、神の御前に祈る時に、神はひとりひとりに最も合って、最もよくやり遂げられる分野へと働いて導いてくださるのだ。
かといって、どう使われるのか決められているとか、たった一つだけ決められているという意味ではない。どれほど器をきよくして神の御目にかなう心に変えさせるかによって、いくらでもより大きく尊いことに使われる。
ただし神が必要とされる分野を任された働き人として、その分野を完璧に担当できる万全の備えができていなければならない。すでに自分が果たすべき使命の方向が決められていても、それで器の備えが終わったのではなく、さらに有益な器になるために絶えず努力していかなければならない。
霊肉ともにさらに完璧に備えて、いつどんな状況で召されても十分に備えられた器としてあるべきなのだ。このように各分野でその用途にかなう、備えられた器がある時だけ、神はすべてを働かせて益としてくださる。
ところで、どう使われるとしても、みことばを武具として身につけることと祈りは基本である。熱心に御霊の戦士に変えられて、自分に与えられた賜物も思いきり開発して、備えられた器としての資格を整えていかなければならないだろう。
03.主人の手に合う器
いくら家の中に多くの器があるとしても、特に手になじんだ器がある。仮に新しく出しておいたきれいな器があっても、これまでなじんだ器を使うはずだ。
霊的に見ると、よく聞き従う人が神の御手によく合う器と言える。つまり、みことばに聞き従う良い忠実なしもべに、神もさらにたくさんのことを任せて、いつもそばに置いて使いたいと望んでおられる。そうしてより大きくてきよく有益な器になっていくのだ。
新しい物を買っても、それが主人の手に合うようになじむまでにはある程度時間がかかるように、人も全き従順に至るまでには訓練の過程を経る。良い心の芯を持ったきよい器は訓練を通してすみやかに変えられて、主人の手に合う器になれる。したがって、自分をどう変えさせていくかによって、尊いことに用いる器になったり、卑しいことに用いる器になったりする。
今はたとえ金の器でなくても、備えられた器になれば神の御前に使われる。自分はなんでこんな材質の器なのかと生まれつきのせいにするのではなく、現在与えられている使命と持ち場で最善を尽くさなければならない。その時、神の御前に思う存分使われるだけでなく、金の器に変えられていく自分を発見することができるのだ。
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