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| 万民ニュース 第 127 号
| HIT
5926
| DATE
2013-05-26
まことの幸いとは何か悟らせてくれるみことば「八つの幸い」
イエス様が山の上で教えられた宝のようなみことばを山上の垂訓と言う。その中の「八つの幸い」は、しばらくの間現れて、それから消えてしまう霧のような人の子らに、永遠の祝福、すなわち、天国に行けるまことの幸いとは何かを悟らせてくれる。神の御座がある新しいエルサレムに入ることを願う聖徒に信仰をチェックできる指標になることを願いつつ「八つの幸い」について調べてみる。
「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。」 マタイ5:3
心が貧しいとは、自尊心や高ぶり、利己心、欲などの悪がなく、自分を無にできる心の状態のことを言う。心の貧しい人は福音をすぐ受け入れるだけでなく、イエス・キリストを受け入れた後も、霊的なことを慕うので、神の力によって簡単に変えられることができる。
貧しい心になるためには、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢を捨てなければならない。いつもへりくだった心でみことばを通して心の中にある悪を発見し、火のような祈りで罪と悪を捨てることで、霊的な子どもにならなければいけない。その時、まことで永遠の幸い、すなわち、天国を所有できる。
「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。」 マタイ5:4
自分の悲しみと欲のために心を痛める肉的な悲しみでなく、神の国とその義のための霊的な悲しみのことを言っている。霊的に悲しむには、何より霊の愛が心に臨んでいなければならない。それは、心の罪を発見したり使命を果たせなくて顧みる悔い改めの悲しみ、信仰の兄弟と魂の救いのための悲しみである。このように悲しめば、神は私たちに必要なものをあふれるように満たして、天国でも貴重な報いとして積んでくださる。
「柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐから。」 マタイ5:5
霊的な柔和を心に耕した人は、心が綿毛のようにやわらかいだけでなく、真理にあって強くて雄々しい。善で温和な心に徳があり、相手の過ちを赦して理解していだくので、多くの人がその中で休みを得て、安らかさを感じるようになる。多くの人を救いに導くので、それだけ天国で大きくて広い地を受け継げる。
「義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから。」 マタイ5:6
義とは、神のみこころに従っていくこと、すなわち、善と真理そのものであられる神のことばを行うことである。そのためには、飢え渇いている人が食べ物や水を切に求めるように、義を実践しようと慕わなければならない。つまり、霊的に満ち足りて渇きをいやそうとするなら、イエス様の肉を食べ、その血を飲まなければならない。
これはみことばを熱心に聞いて糧とし、守り行うことである。義に飢え渇く心で続けてみことばを糧とし、真理に従って行っていけば、真理に逆らうものが全くない、聖められた御霊に属する心になる。これがまさに飢え渇いた人が霊的に満ち足りるという幸いである。
「あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。」 マタイ5:7
仮に相手がわけもなく自分に悪を行っても、理解して赦し、正しい道へと導けることがまさにあわれみの心だ。自分の立場で自分の利益を求めて考えるのではなく、相手の立場で考えるので、理解できてあわれみを施すことができる。
あわれみの心はいろいろな形で現れるが、赦しのあわれみ、懲らしめのあわれみ、施しの憐れみに大きく分けられる。他の人をあわれむなら、神も私たちの過ちを赦してあわれんでくださる。
「心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。」 マタイ5:8
心がきよいとは、知識と教養があってうわべだけ聖なる行いをするのではなく、心が聖であり、聖められたことを意味する。私たちが罪と悪を捨ててみことばを聞いて守り、真理で満たしていくほど、きよい心になることができる。そのためにはみことばどおり行おうとする自分の意志と努力が必要だ。ここで「神を見る」とは、ただかたちを見るのではなく、神に求めて答えられ、生ける神を見つけて体験する、あらゆることを意味する。
「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。」 マタイ5:9
相手のために自分を犠牲にするが、いのちまで渡すことが霊的な意味での平和だ。罪の隔ての壁を壊して神と平和をつくり、憎しみなど真理に逆らうものを捨てることで自分との平和をつくる時でこそ、他の人ともまことの平和をつくることができる。
すべてのことに自分を犠牲にして、悪はどんな悪でも避けたとき、平和をつくれるし、神の子どもと呼ばれるのだ。さらにイエス様が持っておられた霊的な権威を授けられる(マタイ10:1)。つまり、天国で神の御座がある新しいエルサレムに入って、まことの子どもとして誉れと栄光を受けるようになる。
「義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。」 マタイ5:10
みことばどおり真理を追い求めて生きていくと、時には迫害を受けたりする(第二テモテ3:12)。光を照らすと暗やみがなくなるように、光である主を信じる聖徒が多くなるほど、敵である悪魔・サタンの領域が縮むしかない。それで、敵である悪魔・サタンは自分たちに属する世の人々に働きかけて、光に属する聖徒を迫害することによって、主を信じられないようにする。
しかし、主の御名によって迫害される時に、むしろ喜びおどる理由は、神が下さる天の報いが大きいからだ。迫害を勝ち抜くことによって信仰が成長し、全き信仰になるほど、よりすばらしい天国の場所に入るようになる。
_イ・ジェロク牧師著書『まことの幸いを追い求める者』より
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