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| 万民ニュース 第 123 号
| HIT
6600
| DATE
2013-01-27
特集/ 御使いってどんな存在?- 御使いのかしらと御使いの働き
愛なる神は、ご自分に似せられた子どもたちとともに、美しい天国でまことの幸せを味わいながら互いに愛を分かち合おうと「人間耕作」を計画して、それに必要なすべてのものを創造された。その中の一つがまさに神の働きを助ける「御使い(天使)」と「ケルビム」すなわち、霊の世界の存在である。人間耕作を助ける御使いの働きを調べて、私たちに向けられた創造主の神の愛を再確認してみよう。
◈ 数えきれないほど多くの御使い
霊の世界におられる神が創造された御使いの数は測り知れないほど多い。御使いの世界はこの地上の国家組織のように体系的で、階級に従って正確な秩序の中で、それぞれ関係のある御使いの命令のとおり動く。
御使いのかしらはこの地上の長官と同じような役割をする。神の手と足、目と耳としてあらゆる分野をあまねく見渡し、神のそばで直接指示を受けて、報告もささげる。その下には数えきれないほど多くの御使いがいる。
代表的な例として、御使いのかしらガブリエルは、大きい祈りの答えや後の事についての啓示など、重要なメッセージを伝える役割をおもに果たす(ルカ1:19,26、ダニエル9:21-23)。また、御使いのかしらミカエルは、天の軍勢の長として悪い霊どもとの戦いを指揮し、時には直接立ち上がって闇の陣を打ち破る(黙示録12:7-8、ダニエル10:13-14)。
この他に、危険から守る御使い(ダニエル6:22、使徒12章)、祈りの香を神の御座の前にささげる御使い(黙示録8:3-4)、強い御使い(黙示録10:1、18:21)、神のさばきを執行する御使い(第二サムエル24:16)、天の軍勢(詩篇103:21、ルカ2:13)、神の子どもに仕える御使い(ヘブル1:14)、天で人のすべての言葉と行いを記録している御使いなどもいる(マタイ18:10)。
◈ イエス様のお生まれを知らせた御使いのかしらガブリエル
<ルカ1:26-38>には、御使いのかしらガブリエルが神から遣わされて、マリヤにイエス様がお生まれになることを知らせる内容がある。ガリラヤのナザレという町に住んでいるマリヤに御使いのかしらガブリエルが現れて「あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。」と伝えると、マリヤは「どうしてそのようなことになりえましょう。」と答える。彼女は処女で、ヨセフのいいなずけだったからだ。
ガブリエルは「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。」と、神の力と聖霊によってみごもるだろうと言う。マリヤは「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」と言って神のおことばに従う。このように御使いのかしらガブリエルが神に指示されて人に現れ、直接重要なメッセージを伝えることが見られる。
◈ 聖徒に仕えて守る御使い
霊の世界で固有の使命を果たす御使いがいるかと思えば、この地上に降りて来て、神の子どもに仕える御使いもいる(ヘブル1:14)。この御使いは、神の子どもがみことばのうちに生きる時だけその主人を守れる。また、信仰が成長して御霊に属する心に変えられたほど、より大きくて力ある御使いが守るようになる。
神の子どもに仕える御使いは、主人が幸せそうに賛美したり踊ったりすれば、幸せな表情でまねをしたり、主人が笑えば一緒に笑う。また、主人が悲しめば、御使いも悲しい表情をして力なく座っていたりもする。もし主人が人の悪口を言ってひそひそ話をしているなら、御使いは神の公義に従って、そのそばから遠く離れているしかないので、守れないのだ。
◈ 聖徒の祈りの香を受ける御使い
祈る時に、ひとりひとりの祈りの香を受ける御使いがいる(黙示録8:3-4)。祈る人がどれほど神がお受けになるほどの心の香をささげるかによって、御使いの格も変わる。この祈りの香は祭壇にある金の香炉に集められ、格の高い御使いがその金の香炉を持って空中に上がって、さらに格の高い御使いに手渡す。空中で金の香炉を受けた御使いは天国の祈り担当の御使いのかしらに渡し、その御使いのかしらが金の香炉の煙を神の御座の前にある金の祭壇にささげる。
◈ 各人の思いと心、言葉と行いを記録する御使い
天にいる御使いの中には、この地上に生きているすべての人をひとりずつ担当して、その思いと心、言葉と行いを全部記録している御使いがいる。何を思って心にいだくのか、どんな話をして行動するのか、一つ一つ記録するのだ。続いて秩序に従って御使いのかしらに報告し、御使いのかしらが序列に従って報告するので、結局、神の御座の金の香炉に入れられる(マタイ18:10)。神が全世界のすべての人を探ることがおできになるのは、まさにこのような御使いの役割があるからだ。
◈ 人と非常に似た御使いの姿(形體)
御使いの姿は人と非常に似ている(マルコ16:5、ヨハネ20:12、使徒1:10-11)。ただし違いがあるとしたら、翼があるということだ。御使いはそれぞれの役割によって男性的か女性的な性分や容貌を持っている。たとえば、天の軍勢の長なら男性的な姿であり、踊って賛美するなら女性的な姿である。かといって、踊る御使いの中に男性的な御使いがいないという意味ではない。
役割によって性分も少しずつ違い、賛美や舞踊をする御使いは明るい表情でよく笑い、ひょうきんな表情をよくする御使いもいる。一方、警護する御使いはいつも謹厳な表情で、あまり笑わない。このように御使いは神の働きをする者として、神の統治が完全な公義に従ってなされるように、いろいろと助けているのだ。
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