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| 万民ニュース 第 100 号
| HIT
7941
| DATE
2011-02-27
[特集1] 聖書に現れた「驚くべき奇蹟」
「神はパウロの手によって驚くべき奇蹟を行われた。パウロの身に着けている手ぬぐいや前掛けをはずして病人に当てると、その病気は去り、悪霊は出て行った。 」(使徒19:11-12)
1世紀中葉、ローマの4大都市の一つで小アジアの中心地エペソに、炎のような聖霊のみわざが起きた。使徒パウロが福音を伝えている間、神が彼の手によって驚くべき奇跡を行なわれたのである。彼を神だと思うほど人間の想像を超える神の力が現れて、まことの神とイエス・キリストを広く証しすることができた。
エペソはローマの政治・ギリシア文化の中心地なので、その地を福音化すれば影響が大きい。その分、福音宣教をさらに強力に進めるための奇蹟が必要だった。それだけでなく、エペソではアルテミス女神を崇めるなどの偶像礼拝が氾濫して、いろいろな呪術的な行為が盛んだった。このようなところに福音を伝えるためには、人々が見てきた偽りの魔術や悪い霊のしわざと次元の違う、驚くべき神の力あるわざが必ず伴わなければならなかった(ローマ15:19)。
使徒パウロは第3次伝道旅行中、エペソにとどまってユダヤ人の会堂で3か月間、福音を宣べ伝えた。しかし、ある者たちが心をかたくなにして聞き入れず、会衆の前でこの道をののしったので、その後には2年間、ツラノで福音を伝える。その時、彼が着けていた手ぬぐいや前掛けを病人に当てると、病気は去り、悪霊は出て行った。この知らせはあっという間にエペソ全域はもちろん、アジア全体に広がって、多くのユダヤ人とギリシヤ人がイエス・キリストを信じるようになった。
使徒パウロがこのように驚くべき奇蹟を現せた秘訣は何だろうか?
私たちは聖書にその答えが探せる。聖なる者となることは、私たちに向けられた神のみこころである(レビ11:45、第一テサロニケ4:3、第一ペテロ1:16)。聖なる神のまことの子どもとされれば、求める者に神が下さる愛のプレゼントがある。それが神の力だ。
<詩篇62:11>に「神は、一度告げられた。二度、私はそれを聞いた。力は、神のものであることを。」とあるとおり、力はただ神のものであり、決して敵である悪魔・サタンは神の力を行うことはできない。神がその愛する人を通して働かれる力あるわざは、多くの魂を救いに導いて、神に栄光を帰させる。
<使徒の働き2章22節>にあるとおり、イエス様が力あるわざと不思議としるしを行われたことは、ご自分が神の御子で救い主であることを立証することによって、多くの人が信じて救われるようにするためだ。また、神はモーセのようにご自分の心にかなう人々を起こして(申命記18:18)、みこころを伝えて愛と神の力を現すようされ、ご自身が生きておられることを確かに証しされる。聖書を見れば、神の力を行った人々はその心に悪がなく、神の命じられることに条件をつけず「アーメン」と聞き従ったことがわかる。
たとえ執事でも、ピリポやステパノのように心が聖められてみこころにかなう器ならば、神が力を授けてみわざを現わされた。使徒パウロは新約聖書に出てくる人物の中で、イエス様の次に大きい神の力を行った人である。今日も、誰でも聖められてみことばにただ「アーメン」と聞き従う人ならば、神がしるしはもちろん、不思議と驚くべき奇蹟、奇しいわざをその人の手によって行われ、ともにおられる。
もちろん、完全に神の力を行おうとするなら、神にこの上なく喜ばれる、キリストの信仰を持たなければならない。まだこの次元に至っていなくても、聖められた段階に入ってその心が変わらない人には、神が力あるわざを現してくださる。これに火のような祈りを積むほど、より大きいみわざが現れる。
まだ聖められていなくて、自分では神の力を行うほどでなくても、神の人の祈りを信仰によって受けると、その人も神のみわざを行うことができる。イエス様がこの地上で働かれていた間、弟子たちに按手して遣わされたとき、彼らにもしるしが伴ったのと同じことである(マタイ10:1)。だが、このようなことは持続的でない。ただ聖められて神の力を受けてこそ(使徒1:8)、持続的にみわざが伴う。
現在も同じように現れるしるしと不思議、驚くべき奇蹟と奇しいみわざ
神の力は、それを行う人がどれほどみこころにかなっているのかにより、それぞれ違う形で現れる。神の力の一段階は、各種の病気を聖霊の火で焼き尽くす段階である。これはいやしの賜物とは違う。神の力の二段階は、闇の勢力を退け、からだを離れたばかりの霊と魂を、神の摂理にあって呼び戻すことができる。神の力の三段階は、すべての種類のしるしとともに創造のみわざが現れる。神の力の四段階は、天気を動かす不思議が現れて、無生物も命じるままに聞き従うみわざが従う。
このように神の力を行う人のほうで器が備えられたほど、神の力が変わってくる。いくら神が力を授けられても、備えられた器の限界の中だけで働かれる。神の力の四段階以上の次元もある。ここからはどんな限界もないし、人間の想像を超えるみわざが現れる。たとえば、いちいち手を置かず、説教後に講壇で祈っただけなのに、同時に数千、数万人に神の力が現れるのだ。これだけでなく、以前と比べられない数多くの不思議が伴い、写真や名前の上に手を置いて祈っても、時間と空間を超えてみわざが現れるなど、霊の空間を活用したみわざが無数に起きている。
全知全能の神、いやす主を信じて奇蹟を伝える医師たち
今日、クリスチャンさえも奇蹟は起こらないと思っているのが現実だ。しかも医師は医学的知識と経験を信じる傾向が強いので、神に頼っていやされるという事実をあまり受け入れない。このような現実の前に、イ・ジェロク牧師は神のいやしのみわざを生き生きと証ししながら、医学の力を超えた「ディバイン・ヒーリング」(神によるいやし)を叫んでいる。
「神様は信仰で求める人々のために、きのうもきょうも、同じように働かれます。ただ神様だけが人の限界を超えて、すべての不可能なことを可能にされます。」イ牧師の言葉どおり、神は数多くの集会を通して、驚くべき奇蹟を見せられた。精神的、肉体的な病気で苦しんでいた数多くの人が、イエス・キリストの御名によって彼が祈ると、完全にいやされて神に栄光を帰した。
このように神はその心にかなう者に大きい力を授けて、その力で多くの人を感化させる。その実の一つがWCDN(World Christian Doctors Network、世界キリスト教医師ネットワーク)だ。多くの医療従事者が創造主の神が行われる奇蹟を確認した。彼らは世界各地で起きているいやしのみわざについての証拠を収集・分析して、生ける神を伝えるためにこの団体を結成した。
学会に参加した医師たちは世界のあちこちで起きているいやしの奇蹟を見て、感嘆の声を発した。神の御手によっていやされた科学的な資料は、神の力を確実に裏づけており、これを見た世界各国の医師たちは口をそろえて告白する。神はいやす主であられ、自分はその道具にすぎないと。
神のものである力は敵である悪魔が決してまねできない
もし誰かが神だけのものであるこの力を行ったら、その人は明らかに神に属する人である。たとえ神の力を行っているように仕組んだとしても、結局は真実が明らかにされる。神の力は良い実を結び、魂を救いに至らせて神に栄光を帰すが、偽りの力は人々を惑わし、死に至らせる。また、個人の利益を求めたり、自分が栄光を受けようとしたりするからである。
ある者は、聖書に敵である悪魔もそのような力を行うという記述があると言う。たとえば、<マタイの福音書24章24節>に「にせキリスト、にせ預言者たちが現れて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。」とあると言うのだ。ここで「大きなしるしや不思議なこと」とは、トリックや悪い霊の力を借りて現す次元を言うのであって、神の力によってではない。敵である悪魔は霊の存在なので、人よりはるかに飛び抜けた力を持っていて、人々を惑わし、神に立ち向かわせて罪を犯させる。しかし、神だけが行われる力、すなわち、人類の生死禍福と歴史をつかさどって、ことばで無から有を創造するみわざは決してまねができない。
神のこの力は、創造のみわざの他にも、命をつかさどるみわざ、時間と空間を超えるみわざ、霊の空間を活用するみわざなどがある。聖書に記された創造主の神の力は、きのうもきょうも変わらず現れていて、万民中央教会にも絶えず現れている。
- 『驚くべき奇蹟』より-
いろいろな病気をいやして、驚くべき奇蹟を現した使徒パウロ …。彼は大きい神の力で生ける神とイエス・キリストを証しした。神の力が臨めば、しるしと不思議が伴い、神の力の次元に応じて驚くべき奇跡と奇しいみわざも現れる。このような神の力の次元に入るためには火のように祈って悪はどんな悪でも避けて、数えきれない祈りを積まなければならない。
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不思議:
天気と気象を動かす神のみわざのことを言う。たとえば、雲を動かすことや、雨を降らせたり、降っていた雨をやませたりさせることなどである。また、台風の進路を変えたり消滅させたり、虹が現れたりもする。
しるし:
見えない人の目が見え、話せない人が話をして、聞こえない耳が聞こえて、歩けない人が立ちあがり、短い脚が長くなり、小児マヒや脳性マヒが正常になるなどのみわざのことを言う。生まれつきの奇形、または体の障害があったり、完全に退化した部分が正常になり、折れた骨がついて、なかった骨ができて、切れた筋がついたりもする。
驚くべき奇蹟:
パウロの身に着けている手ぬぐいや前掛けをはずして病人に当てると、その病気は去り、悪霊は出て行ったようなみわざのことである(使徒19:11-12)。
奇しいわざ:
エリヤが大雨を降らせて、イスラエルに臨んだ三年半の日照りを終わらせたこと(第一列王18:41-45)、モーセが杖で岩を打って、水がわき出るようにしたこと(民数記20:10-11)などがある。
創造のみわざ:
イエス様が水をぶどう酒に変えられたこと(ヨハネ2章)、ツァレファテのやもめがエリヤの言葉に聞き従って祝福されたこと(第一列王17章)、モーセの信仰と従順によってマラの苦い水が甘い水になったこと(出エジプト15:22-25)などがこれに属する。2000年3月5日、イ・ジェロク牧師の祈りで海の苦い塩水が甘い水に変わった。この奇蹟の現場がまさにムアンの甘い水の泉だ。
命をつかさどるみわざ:
事故や病気ですでに神経が麻痺して細胞組織が死んでも、神の力によって再生される。また、がん、エイズ、結核などの病気も、聖霊の火が病原菌やウイルスを焼き尽くせば病気はいやされ、損傷した組織は再生される。
時間と空間を超えるみわざ:
マタイの福音書8章には、イエス様がおことばだけで命じられても、しもべの中風が治ることを信じた百人隊長が答えられる記述がある。これは、百人隊長がイエス様に全き信仰を見せて、時間と空間を超えたみわざが現れたのである。
霊の空間を活用するみわざ:
神は心にいだかれるまま、時間を伸ばすことも、縮めることも、止めることもおできになる。このような霊の空間を活用すれば、気候が調節できて、干ばつと洪水、火山噴火や地震などの自然災害が防げる。
聖書上のみわざが再現された奇蹟の現場
2000年3月、神はムアン海岸の苦い塩水が甘い水に変えられる創造のみわざを施してくださった。イ・ジェロク牧師の時間と空間を超えた祈りを通して、飲めるように変わったこのムアンの甘い水は、2007年10月、アメリカFDA(食品医薬品局)の検査結果、ミネラル豊富な良質の水と判定された。それだけでなく、これを信仰によって飲んでつける人は誰でも、いろいろな病気がいやれ、枯れた木が生き返り、心の願いまで答えられて神に栄光を帰している。
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