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いやしと答えの公義 [2]
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| 万民ニュース 第 97 号
| HIT
8081
| DATE
2010-11-28
[特集1 / イスラエル連合聖会1周年記念] 私たちの救い主イエス様の御足の跡を追って
福音が始まったところだが、イエス・キリストが人類の救い主であることを知らないで、いまだにメシアを待っている国がイスラエルである。
このようなイスラエルを目ざめさせるために、イ・ジェロク牧師は2007年7月23日から2009年9月6-7日まで、777日間の宣教を行った。
2009年イ・ジェロク牧師招へいイスラエル連合聖会1周年を記念して、イエス様の御足の跡を追って、4回にわたり聖地を巡礼しようと思う。イエス様をこの地上に遣わされた神の愛を再確認できればと思う。
ダビデの故郷、イエス様がお生まれになったベツレヘム
エルサレムの南へ約8kmの距離にあるベツレヘムは、周りにオリーブの木が多く、海抜770mの丘の上にある。旧約聖書で「エフラテ」とも呼ばれる(創世記35:19, 48:7;ミカ5:2)ここは、ゼブルンのベツレヘム(ヨシュア記19:15)とは区別される、ユダのベツレヘムである(士師記17:7)。
預言者ミカは「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。」と預言して(ミカ5:2; マタイ2:6)、その預言はイエス様のご生誕によって成就した(マタイ2:1; ルカ2:15)。
東方で星を見てベツレヘムにやって来た博士たちはみどりごイエスを伏し拝んで、宝の箱をあけて黄金と乳香と没薬を贈り物としてささげた(マタイ2:9-11)。ベツレヘムは「パン屋」という意味を持つ。<ヨハネの福音書6:51>でイエス様が「わたしは、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。またわたしが与えようとするパンは、世のいのちのための、わたしの肉です。」と言われている。すなわち、人類を生かす生けるパンになろうと、イエス様は約二千年前に人となってベツレヘムでお生まれになったのだ。
イエス様のご生誕を記念する教会、謙遜の門
世界で最も古い教会の一つ、聖誕教会はイエス様がお生まれになった場所を記念する教会で、ベツレヘム市郊外にある。
A.D.135年にローマ皇帝ハドリアヌスがキリスト教抹殺政策の一環として、この場所にアドニス神殿を建てたが、キリスト教がローマ国教として公認されて以後、326年にコンスタンティヌス皇帝の母ヘレナがアドニス神殿を壊して、この聖誕教会を建てた。教会はエルサレム大主教の管理の下、339年に完成されたが、敵の侵入により深刻な被害をこうむった。その後531年にユスティアヌス皇帝が完工した。聖誕教会の出入り口の高さは1.2mにすぎない。この門は聖なる場所に馬に乗って入るのを防いでいる。ここに入る人は誰でも頭を下げて入らなければならないので、「謙虚の門」「狭い門」と呼ばれる。教会の階段を下りて行けば、各宗派が所有する11の銀製ランプと、14の突起を持つ、イエス様がお生まれになった飼葉おけの地点を示す銀色の星がある。
劣悪な環境と霊的に低迷したベツレヘム
イギリス委任統治領パレスチナ(1923~48)に属していたベツレヘムは、1948~49年のイスラエル・アラブ戦争が終わった後、1950年、ヨルダンに合併されてアルクドゥス(エルサレム)に編入された。1967年の六日戦争以後、ヨルダン川西岸地区(ユダヤとサマリヤ)に属するようになり、イスラエルの統治を受け入れ、1995年12月、パレスチナに自治権が暫定的に委譲された。それで、ベツレヘムはイスラエル領土の中にあるが、パレスチナ自治区域であり、いつもイスラエルとの摩擦がある。高い分離壁に囲まれて出入りさえ自由できなくて、その地域に住む人々が外に出て行くことは容易なことでなく、外からベツレヘムに入るにも難しい審査を経なければならない。
初代教会当時はパレスチナも100%がキリスト教徒だった。ところが、徐々にイスラム教の影響を受けるようになり、今はやっと1%が残っているだけだ。このような現実で牧会者たちは多くの苦悩と懐疑をかかえている。100%だったキリスト教徒が今は1%だから、結局は0%になるのではないかという危機に際して、牧会についての確信さえ持てないでいる。また、聖徒が結婚しようとしても式場がないし、召天しても埋葬地を求めることができない。こんな状況だから、人々はプロテスタントを信じようとしない。埋葬地を宗教団体で管理する力もお金もないし、土地が購入できないから埋葬する場所がないのだ。それで、他の宗教が管理している埋葬地に土地を得ようと交渉しても、容易なことではなく、仮に得たとしても非常に高額である。キリスト教の力はますます衰退し、信者数は減り、露骨な迫害が頻繁に起こり、いろいろな危険にさらされて生きていく。
イエス・キリストが宣べ伝えられた2007年ベツレヘムでのクリスマス
2007年7月から始まったイ・ジェロク牧師の3年間のイスラエル宣教の2次訪問では、ベツレヘムの牧会者の集まりがあった。この集会は12月24、25日のベツレヘムでのクリスマス礼拝につながった。「3次イスラエル宣教はもう少し特別な意味を持つものでした。クリスマスを迎えて、この地上はもちろん霊の世界でも、もう一度全人類の救い主であるイエス・キリストが宣べ伝えられるという大きな意味を持つ出来事でした。神様と主の御名がもう一度全宇宙で栄光をお受けになる、驚くべき出来事だったからです。」(イ・ジェロク牧師の説教より)
クリスマスにイエス様がお生まれになったベツレヘムで人類の救い主イエス・キリストをもう一度宣べ伝えて、神に賛美とリズムで栄光をささげた。ベツレヘムの牧会者たちは、誰も関心を持たなくて疎外されていた自分たちに神がしるしを見せてくださったと喜んだ。イ・ジェロク牧師が彼らを訪ねて、イスラエルに向けられた神の摂理とイスラエルの福音化を伝えるとき、これは神が自分たちに向かっておられるという証拠だと信じたのである。これをきっかけにして、ベツレヘムの牧会者たちは聖潔の福音と神の力あるわざを体験したので、もう一度希望を持って、教会がリバイバルできるという自信を持った。その結果、ベツレヘムの教会は日増しにリバイバルして、分れていた教会が一つになっている。(次号に続く)
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