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| 万民ニュース 第 68 号
| HIT
10012
| DATE
2008-12-07
356日続く感謝の波 - 神様が下さる幸せ
小さい日常の感謝が365日続く人なら、その人生はとても平安で幸せだろう。
自分の人生に祝福が来る時にする感謝は、誰でもできる。
しかし、自分の力で解決できない苦しみの中でも感謝しているか、考えてみる必要がある。
このような感謝こそまことのもので、驚くべき力を発揮する。
聖書はいつも、神様に感謝しなければならないと教えている。
苦しみをただ苦しみとして受け入れないで、その裏に隠された神様の愛を悟るとき、私たちは感謝するしかない。
すればするほどできるようになる感謝は、人生を豊かにするだけでなく神様に近づく近道でもある。
感謝は奇跡を生む
ヨシャパテ王は戦争が起こったとき、賛美隊を作って軍隊の前で賛美させた。「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」まさに感謝の賛美だった。その結果はイスラエルの大勝であった(第二歴代誌20章)。
福音を伝えていた使徒パウロとシラスは、着物をはがされてむちで打たれ、牢に入れられて足かせを掛けられた。彼らも神様に感謝の賛美をささげた。突然、大地震が起こって、獄舎の土台が揺れ動き、たちまちとびらが全部あいて、みなの鎖が解けてしまった(使徒の働き16章)。
悪い人々のため獅子の穴に投げ込まれる危機を前にしたダニエルは、彼らの悪巧みにもかかわらず、神様に感謝して祈った(ダニエル6:10)。結局、ダニエルは獅子の穴に投げ込まれても、神様が獅子の口をふさがれたので、何の害も加えられなかった。
このように、感謝は心を安らかにするだけでなく、想像もできないほど驚くべき奇跡を生む。自分に益がある時は誰でも感謝できる。しかし、試練や患難の中でする感謝は、神様が守ってくださり、いつも良いもので満たしてくださるという信仰がなければできない。
したがって、人間の方法と手段を全部使っても解決できなかった絶望的な状況でも、感謝は神様の偉大な働きを引き下ろす鍵である。
感謝は信仰の証拠
エジプトから出て来たイスラエルの民が、ヨシュアとカレブ以外はカナンに入れなくて、荒野で死ぬしかなかった理由は何だろうか?
彼らは神様のみわざを見ても、現実が少しでも困難であれば、すぐ恨んで不平を言った。これは彼らに信仰がないことをよく表している。反対に、信仰をもって感謝して聞き従った子孫は、カナンの地に無事入れた。
私たちが苦しいことにも感謝できるのは、神様がすべてをご存じなので、結局は良いものだけ下さることを信じるからである(ローマ8:28)。肉の親も子どもの益のためにあらゆる力を注ぐのに、ましてひとり子イエス・キリストまで下さった父なる神様が、私たちのために何をしてくださらないことがあるだろうか。
試練を祝福に変えた人生。
先天的な奇形をもって生まれたサイモンという少年がいた。彼の身長は1メートルにもならなかった。町の人々と友だちは彼をからかい、親さえ彼に無関心だった。しかし、サイモンは決して恨まなかった。
かえって自分は英雄になるはずだし、神様は自分を特別に用いられると信じた。何も感謝すべき条件がないように見えるサイモンだったが、自分に向けられた神様の摂理を信じた。その信仰は感謝から出た。
結局、サイモンはその小さい体によって多くの人を救助する。まさに自分が言った英雄になったのだ。映画「サイモン・バーチ」の内容である。
「つみとがをゆるされ」「いわなるイエス」など美しい賛美を作詞したファニー・クロスビー。彼女は94歳の人生を終えるまで9000余りの美しい賛美を作詞した。生まれて6週目で視力を失って視覚障害者になった彼女が賛美に込めた内容は、ほとんどが感謝と喜びである。
「たとえ前が見えなくても、私はどんなに楽しい魂を持っているだろう」と言って、視力を失ったことがかえって神様が下さった祝福の一つだと告白した。苦しみの中で神様を信頼して一生を感謝で送った彼女は、人生の試練を感謝で乗り越えた賢い女性だった。
このように神様は、感謝する人によって神様の働きを成し遂げることを喜ばれ、必ずその人を祝福の人生に導かれる。
クリスチャンなら、絶えず感謝しても足りないものがある。それは救いの恵み、イエス・キリストの尊い血によって罪人だった私たちが神の子どもになるという、驚くべき恩寵を与えられたということだ。これを覚えるなら、私たちはすべての点で感謝できるだろう。
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