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信仰相談 メッセージ > 信仰相談
信仰相談
Title
   天使たちはどうして墮落したのですか? 今はどうなっているのですか?  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   
Date
   


聖書を見ると、墮落した天使(御使い)がいると書いてありますが、神さまがお用いになる、霊で創造された天使が、どうして神さまに背いて墮落することがありえたのでしょうか? そして、今はどうなっているのでしょうか?

出エジプト記3章14節を見ると、神さまが、「わたしは、『わたしはある。』という者である。」とモーセにご自分を紹介なさる場面が出てきます。このように、おひとりであられた神さまは、神性だけではなく人性も備えておられたので、互いに愛を分かち合える存在がほしいと思われました。そのため、ご自分のまことの子どもを得るために、この地上に人間を創造して、今に至るまで人間を耕作しておられるのです。
  神さまは、人間耕作の準備段階として、私たちの目に見える「肉の世界」を造る前に「霊の世界」を造られました。その中に、神さまを助ける存在として、さまざまな分野を担当して働く、数多くの「天使長(御使いのかしら)」と「天使」を造り、その他にも天使長のような位と威厳を持つ「別の天使たち」を造られました。
  「別の天使たち」とは、神さまのそばで仕えて、神さまと愛を分かち合える特別な権威が与えられただけではなく、例外として私たち人間だけが持っている人性が与えられて、喜怒哀楽を感じ、自由意志によって行うことができる心がありました。その中のひとりがまさに音楽を担当していた「天使長ルシファー」でした。
  
  1. 天使長の墮落の過程
  
  本来、天使とは、神さまに属するロボットのような存在ですから、神さまと愛を分かち合う存在にはなれません。しかし、神さまはルシファーに私たち人間だけが持っている人性を与えて、天使長のような地位で神さまに仕えて、神さまと喜びと幸福をともに分かち合えるようになさったのです。 
  ルシファーは美しい声と楽器の演奏で神さまを賛美し、甘美な詩など様々なことで神さまを楽しませ、喜ばせてさしあげました。しかし、神さまからこの上もなく愛されて高い権威が与えられると、自由意志によって次第に「もっと高くなりたい」という高ぶりの心が芽生え始め、後には「自分は神さまよりも高くなりたい」という、とてつもない高慢の段階に至ってしまったのです。
  これこそが、悪の霊の世界が生まれて台頭する始まりになり、天使たちの一部も墮落するようになったのです。では、どのような過程で神さまに背くようになったのでしょうか?
  ルシファーは高慢にとらわれ、神さまよりも高くなりたいと、神さまに立ち向かう事をたくらむようになりました。自分の持っていた権威と地位が大きかったので、これを利用して自分の影響力が及ぶ天使たちを自分の側に集め始めたのです。その中の一つが「竜たち」と「竜の下にいる使いたち」です。「竜」とは、神さまの御座の近くにいた「ケルビム」の中の一つで、神さまの御座を取り囲んでいました。竜は、主人にとても愛されているペットのように、神さまの栄光と美しさをさらに引き立たせる装飾のような存在で、その姿は美しくて力強く、威厳があって、神さまにこの上なく愛される存在でした。
  ルシファーが人性を持っているので、神さまと愛を分かち合って神さまに喜びと幸福をささげることができる存在だったとすれば、竜は、その存在自体だけで神さまにかわいがられて愛される存在であり、それゆえ大きな権威を持っていたのです。それで、ルシファーは、神さまに関して自分が知らないことも竜が知っていると考えたので、竜を自分の味方につけるために、巧妙な計略とことばで誘惑しました。
  ルシファーは、神さまに愛されている竜が簡単に自分の誘惑に傾くはずがないとわかっていたので、「私たちがこうして神さまに立ち向かうことは、今は神さまに背くように見えるが、すべてが神さまのみこころと計画に従ってなされていて、後に私たちはみな、栄光の座に至るだろう」と惑わしたのです。
  こうしてルシファーは、自分の下にいた天使だけでなく、竜を反乱に引き入れることによって、竜の使いたちまで自分の味方につけました。天使たちがルシファーに従ったのは、彼らが、ロボットのようにただ命令によってだけ動く存在だったために、自分の直属上官である竜とルシファーの命令には従わざるをえなかったからです。これはちょうど、軍隊でクーデターが起こると、指揮官の下の兵士たちは、自分の意志とは無関係にクーデターに荷担する反乱軍になってしまうのと同じです。
  
  2. 天から追い出されて
  
   こうして神さまに背いたルシファーは、結局神さまに敗れ、自分の群れとともに天から追い出されました(エゼキエル28:16)。イザヤ書14章12-15節を見ると、ルシファーについて「暁の子、明けの明星よ。どうしてあなたは天から落ちたのか。国々を打ち破った者よ。どうしてあなたは地に切り倒されたのか。あなたは心の中で言った。『私は天に上ろう。神の星々のはるか上に私の王座を上げ、北の果てにある会合の山にすわろう。密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう。』しかし、あなたはよみに落とされ、穴の底に落とされる。」と書かれています。
  また、ユダの手紙6節にも、「また、主は、自分の領域を守らず、自分のおるべき所を捨てた御使いたちを、大いなる日のさばきのために、永遠の束縛をもって、暗やみの下に閉じ込められました。」とあり、ペテロの手紙第二2章4節には、「神は、罪を犯した御使いたちを、容赦せず、地獄に引き渡し、さばきの時まで暗やみの穴の中に閉じ込めてしまわれました。」とあり、ルシファーに従った群れも、天から追い出されて、暗く深い底知れぬ所に閉じ込められたのです。
  しかし時が至ると、神さまは、人間耕作のためにルシファーに権威を与えて、悪の霊の世界を支配することをお許しになりました。それで、ルシファーと竜やその使いと墮落した天使たちの一部は底知れぬ所から解き放されて、空中の権威を握るようになりました。
  ですから、ルシファーは竜とともに悪の霊たちのかしらとして、今日も空中で配下の悪の霊たちを支配して操縦し、何としてでも聖徒たちを惑わして、死へ導こうと懸命なのです(第一ペテロ5:8)。
  
  3. 悪の霊の世界の存在をお許しになった神さまの摂理
  
  では、全知全能の神さまが、なぜルシファーと天使たち、そして竜とその使いたちが墮落することをお許しになったのでしょうか? 私たちが人間耕作を通して、善と愛と義を完成させて神さまに属する霊の人となるためには、真理に逆らうものを体験して、これによってまことの真理を悟らなければなりません。善と反対の悪も知り、愛と反対の憎しみも裏切りも知り、義と反対の不義も体験することによって、真理がどれほどすばらしいものであるのかを本当に知ります。それを心の底から悟って初めて、変わることのないまことの信仰を持つ者になれるのです。
  このように、神さまは人間耕作のためには真理に逆らうものをつかさどる存在がなければならないことをご存じで、神さまの摂理のうちに、墮落した天使長ルシファーに暗やみの権威をお与えになったのです。わかりやすく説明すると、ルシファーの存在は、農作物を育てるために必要な肥料のようなものと言えます。肥料は体に有害な毒性の物質を含んでいて、人が直接口にすると死ぬこともあります。しかし、これを農作物に与えると、良い実をならせます。
  ルシファーはただの被造物にすぎないので、神さまは簡単にルシファーを滅ぼすこともおできになりますが、そうなさらなかった理由が、まさにここにあるのです。つまり、神さまは麦になったまことの子どもを得るために、ルシファーの背信と高慢やその配下の悪の霊たちのしわざによる痛みを、今まで長く耐え忍んでこられたのです。
  私たちが神の子どもとされる特権を得たとしても、悪の霊の世界、つまり、ルシファーと敵である悪魔・サタンなどの存在を知らなければ、支配して治めることができないばかりか、かえって惑わされるしかないのです。しかし、彼らの存在を知り、また、どのように働いているのかがわかると、私たちに大きな力になるので、暗やみの勢力に惑わされないばかりでなく、むしろそれらを支配して治める権威を得ることができるのです。
  ですから、皆さんが悪の霊の世界について悟って、まことの信仰で常に勝利し、神さまが期待なさるまことの子どもになられますよう、主の御名によって祈ります。

 
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