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Title
わたしをだれだと言いますか - 職員献身
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
マタ 16:13-17
Date
2013-03-17
[本文]
[マタイ16:13-17]
「さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。『人々は人の子をだれだと言っていますか。』彼らは言った。『バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。』イエスは彼らに言われた。『あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。』シモン・ペテロが答えて言った。『あなたは、生ける神の御子キリストです。』するとイエスは、彼に答えて言われた。『バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。」
[序論]
愛する聖徒の皆さん、GCN放送の視聴者の皆さん、きょうこの時間は、職員献身礼拝としてささげます。2013年職員献身礼拝がささげられるように祝福してくださった父なる神様にすべての感謝と栄光をお帰しします。きょうこの時間を迎えるまで、心と思いを尽くして献身してくださった皆さんに感謝します。
この礼拝の対象者は主のしもべ、レビ族、長老、勧士、執事、予備執事以上の務めを受けた者です。その中でもきょうはレビ族の部署を中心にメッセージを取り次ぎますが、これはレビ族だけでなく、すべての職員に必要な内容です。御霊の働き人になるために必ず心に留めなければならない大切なメッセージです。
今までレビ族はこの教会で数えきれない神の力を体験しながら、いのちのメッセージを供給されてきました。深い霊の世界と父なる神様が生きておられることを数えきれないほど体験しました。しかも聖殿にとどまりながら、神の禄を食んで尊い務めを果たしてきました。このようなレビ族なら、急速な霊の流れの中で、当然御霊の歩みに入り、先立って進んでいなければならないでしょう。
それなのに皆さんの中に、御霊の人という実は指で数えられるほど極めて少数にすぎませんでした。多くのレビ族が長い時間、信仰の成長がないまま、御霊の歩みとはかけ離れた生き方をした結果でした。天国の望みも、熱かった心も冷めてしまって長くなりました。
しかし、父なる神様は皆さんが変えられることができる三か月の機会を下さいました。もう一度耐え忍んで、皆さんを待っておられます。「どうか今からでも心を立ち返るよう願う。」「あなたがたも霊の流れに一緒に乗るよう願う。」このように皆さんに切に呼びかけておられる神様の愛を感じているでしょうか?
この愛を必ずつかんで、必ず御霊の人という実を結ぶ皆さんになるようお願いします。それで、献身する皆さんすべてが終わりの時の摂理を一緒に実現していく、御霊の働き人になることを切に望みます。
[本論]
愛する献身者の皆さん、きょうのタイトルは「わたしをだれだと言いますか」です。本文[マタイ16:15]には、イエス様が弟子たちに「あなたがたはわたしをだれだと言いますか」と尋ねられる場面が出てきます。これに対して[マタイ16:16]には「あなたは、生ける神の御子キリストです。」と答えたペテロの告白があります。これはただ口先だけで告白したのではありません。大きな驚くべき神の力と権威あるおことばを通して、イエス様とともにおられる神様を信じたのでできた、心からの告白でした。
それでは、皆さんもこのようにイエス・キリストを「自分の救い主であり、神の御子です」と信じて認め、口で告白するでしょうか? また、父なる神様が神の力を見せてともにおられるこの教会をまことの教会だと信じて、牧者をまことの牧者だと信じて、今までともに歩んできたでしょうか? 皆さんが心からイエス・キリストを救い主と信じて認めるなら、行いでこれを証しする生き方をしなければなりません。また、牧者をまことの牧者だと信じて信頼するなら、牧者のことばのとおりに完全に聞き従う生き方をしなければなりません。
父なる神様は三か月の間、皆さんもペテロのようにまことの告白がささげられる資格を整えなさいと言われました。この時間、まことの信仰の告白をささげるために整えるべき資格条件を三つ申し上げますので、すべての人が心によく糧としますように。
愛する献身者の皆さん。皆さんの告白が父なる神様の御前にまことの信仰の告白になるためには、第一に、信仰の行いがなければなりません。
皆さんがこの教会がどんなに尊い教会なのかを信じるなら、また、この務めがどんなに尊いのかを信じるなら、決してその信仰が変わってはいけません。初めの姿のまま、父なる神様の御前に見せた行いのまま、毎日積み上げていなければなりません。また、日増しに、もっと深く濃い行いを父なる神様にささげなければなりません。
それなら、出勤を準備する自分の心から一度チェックしてみてください。レビ族の務めを最初受けて、教会に向かっていた初出勤の道はどうだったでしょうか? ここにいるほどんとの人が「父なる神様の聖なる宮に私が毎日とどまることができるから感謝だ」と、こみ上げる感激と喜びをもって聖殿の庭を踏んだでしょう。ところが、今はそのような感激も感動もなく、鈍くなった心で最初の一歩を踏み出してはいないでしょうか?
部署の中で仕事をする時も同じです。最初は自分の所属している事務室、一緒に働いている部署の人、すべてが感謝の条件でした。父なる神様にささげる一分一秒がとても大切だったし、時間を惜しんで父なる神様の働きに心を全部注ぎました。ダニエル徹夜祈祷会も各種の礼拝も、どんなに切に慕って父なる神様にささげたことでしょうか。勤務時間以外も、喜んで聖殿に残って、時間さえあれば奉仕して、教区と宣教会の使命を果たすことにも努めました。
長老、勧士、働き人も同じです。初め任職した日、あるいは使命を受けた日、どんな心で感謝の祈りをささげたでしょうか? どれだけ熱く使命を果たそうと覚悟を固めたでしょうか? 熱心に施しに伝道に励んだ時がありました。人がわかってくれなくても、自分をご覧になっている父なる神様を思いながら、つらい仕事、人がしないことに奉仕しました。「もっと休みたい、もっとおいしいものを食べたい」と思ったのではなく、父なる神様の国にどうすればもっと力になるだろうかをまず考えました。今もその姿そのまま移り変わらないで父なる神様にささげているでしょうか?
まことの信仰があるなら、その信仰は皆さんの生活の中に行いとして現われるようになります。一年、二年、長い時間が経っても変わらないのです。祈りの時間と礼拝時間も、いつも心を尽くして感動をもってささげているでしょう。
また、多くの人が牧者を「父なる神様が尊く用いられている牧者であり、私を愛していて新しいエルサレムへと導かれる牧者」だと告白します。この告白がまことなら、これもまた行いとして現われるようになります。
「牧者の力になります。」「いのちを尽くして忠実な者になります」と告白したとおり、真実な行いを見せたでしょう。ひと言でも心に留めて、何としてでもそのとおりに聞き従おうとしたでしょう。教会が困難な時は牧者の心になって断食して祈り、一緒に教会を守ったでしょう。私が罪を犯した魂たちのために涙を流して祈っていた時は、皆さんも一緒に悲しんで祈っていたでしょう。
イエス様をまことに愛していた人たちは、イエス様が苦しみを受けておられた時も、そのそばを離れませんでした。自分に何かの害が及ぶこともある状況であっても、決して恐れませんでした。イエス様のそばを守りながら、悲しみの涙を流しました。
[ローマ8:17]に「もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」とあるように、皆さんがまことに教会の職員であり、教会のかしらである主の働き人なら、苦難もともにできる心にならなければなりません。
愛する献身者の皆さん、きょうのこの時間を通して、神様と主、牧者の愛で満たされていた姿と、熱く献身していた最初の姿を取り戻しますように。いや、日増しにそれよりもっと熱くなりますように。それで、すべてにおいて信仰の行いを見せて、全き信仰を持ち、信仰の告白がまことでありますようにお願いします。
愛する献身者の皆さん。皆さんの告白が父なる神様の御前でまことの信仰の告白になるためには、第二に、忠実でなければなりません。
[第一コリント4:2]には「この場合、管理者には、忠実であることが要求されます。」とあります。忠実とは、自分にできることだけをするのではありません。自分の力ではとうていできないことでも、父なる神様が任せてくださるなら、何としてでも実を結ぼうと努力する行いがまことの忠実であります。自分がすべきこと、できることは当然しますが、それ以上に、もっとささげようとしなければなりません。
もしかしてレビ族の中に「自分は任せられた業務だけしたらいい」「決められた時間だけ座っていたらいい」と思う人はいないでしょうか? まるで世の人が月給をもらう分だけ働くように、自己啓発の努力も発展する姿もなく、それどころか最も基本的な祈りの生活も怠けている人はいないでしょうか?
愛する献身者の皆さん、何よりも忠実の最も重要な核心は霊的な忠実です。心の悪を捨てて、神様の戒めのとおりに守り行いながらする忠実、これがまことに父なる神様が認めて喜んでお受けになる忠実です。
これについては皆さん、数えきれないほど聞いてきました。「肉の行いをしては絶対いけません。」「肉の思いを打ち砕かなければなりません。」「心の悪を捨てなければなりません。」私は講壇で叫びに叫びました。
このことばをどれだけ心に刻んで、そのとおり生きるためにどれほど努力してきたでしょうか? 自分の欠けている姿を発見しても、その瞬間だけしばらくの間悔い改めて立ち返るだけで、時間が経ったら以前の姿に戻っていきます。相変わらずこの人、あの人とぶつかって、気を悪くして、平和を壊す状況が生じます。まだ悪い感情一つ捨てられず、相手に気を配るわずかな善すらないなら、いつ信仰の岩の上に立って、いつ御霊の歩みに入れるのでしょうか。
皆さんが一日中休まないで、汗を流して奉仕したとしても、その心の中に相変わらず姦淫、私心、むさぼり、憎しみが残っているなら、これは肉の忠実にとどまるだけです。心に残っている悪を引き抜かなければ、いつでもある環境と条件になるとき、その悪が思いや行いとして必ず現われるのです。主のために熱心に忠実であっても、自分の限界に至ると聞き従わないようになるし、肉的な方法で解決する姿も見せます。
「自分は特別に目に見える悪を行わなかった」と言う人がいるでしょうか? かえってこのような思いが信仰の停滞を生んだりもします。数十年間、発展がないまま信仰の三段階の入口にとどまっているのです。
私がなぜあれほど深い霊のメッセージを繰り返し伝えているのでしょうか? また、なぜあれほど厳しい霊の訓練を受けながらも、徐々にさらに大きく深い次元の神の力を求めているのでしょうか? それは霊の世界を明らかに見せることによって、皆さんが確かなこの天国の道を歩めるようにするためです。救われるだけの子どもで終わらず、父なる神様のまことの子ども、主の心に完全に変えられた子ども、新しいエルサレムの栄光の子どもとして皆さんを導くためなのです。
皆さんはどんな道を選ぶでしょうか? このまま信仰の停滞期にとどまるでしょうか?それとも苦しみもだえてでも、心の罪の性質を引き抜いて捨て、御霊の歩みに入るでしょうか? 与えられた三か月の間、わずかな罪と咎であっても捨てて、善と愛と真理で満たしていきますように。
愛する献身者の皆さん、皆さんの告白が父なる神様の御前にまことの信仰の告白になるためには、第三に、愛がなければなりません。
皆さんがまことに神様を愛するなら、神の国のために、自分のからだを焼かれるために渡すことができなければなりません。また、主が私たちのためにいのちを与えてくださったように、皆さんが主を愛するなら、魂たちのために献身できなければなりません。
それでは、皆さんは聖徒に対するとき、どんな心と態度で対したでしょうか? 教会の原則と秩序を振りかざして、聖徒に指示したり命令したりするような姿はなかったでしょうか?「いただいた使命をちゃんと果たすために仕方ない。」「この方法が神の国の全体の利益を求める道だ。」こう自己合理化させて、聖徒の要請をひと言で断ります。たとえそのことが原則としては聞いてあげられない状況であっても、皆さんが愛をもって聖徒に対したなら、何としてでも聖徒の心を安らかにして、理解できるように説明しなければならなかったでしょう。
自分の気分や状況によって、聖徒に対してもいけません。「私は今、心の訓練を受けている」と、疲れてつらそうな顔で対することは決してあってはいけません。聖徒ひとりひとりが「父なる神様が送ってくださった牧者の尊い羊の群れ」だと思って、父なる神様と主に対するように仕えなければなりません。それで「マンミンの働き人らしい」「キリストの香りがする」と聖徒が感じられる職員になりますように。
また、一緒に働いている働き人にも、愛の心で対さなければなりません。同僚ひとりひとりも牧者の尊い働き人であり、終わりの時に牧者の働きをともに進めていく器官です。どれだけ相手の利益を求めようとしたでしょうか? 自分の担当業務でなくても、時間さえあれば周りの仕事を顧みたでしょうか? もし自分の部署や目下の人のミスや過ちがあるなら、心から自分のせいだと思って、責任を取ろうとしたでしょうか? でなければ「あの働き人がミスをしたから、そうなった」と自分は責任を避けようとはしなかったでしょうか?
[ピリピ2:4]に「自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。」とあります。このように余裕のある心をもってお互いの仕事を助けて協力し、善と愛をもって神の国を実現する職員の皆さんになりますように。
[結論]
愛する献身者の皆さん、この時間は、皆さんが父なる神様の御前にまことの信仰の告白をささげるために整えるべき三つの条件を申し上げました。信仰の行いと忠実、そして愛がなければならないと言いました。今、皆さんに与えられた三か月の時間をどのように過ごしているでしょうか? もしかして「私はとうていだめだ」「自信がない」と思う人がいるでしょうか?
今までできなかったとしても、これからはできます。皆さんにわずかな努力と行いだけあるなら、父なる神様は初めの声で皆さんに働いてくださるでしょう。数年をむなしい歳月と肉の姿で送ったとしても、これを挽回する機会を下さいました。三か月間、まことの信仰の証拠を父なる神様に見せますように。そうする時、初めの声が皆さんにおおわれることができます。長い歳月、捨てられなかったことも捨てられ、打ち砕かれなかった自分の義と枠も砕かれて、罪の隔ての壁も壊せます。イエス様が初めの声を発せられると、死んだ後、四日経ったラザロが生き返ったみわざのように、死んだ信仰が生きた信仰に、肉の信仰が霊の信仰に変えられるみわざが皆さんに臨むでしょう。
これから必ず「できる」という姿勢でもう一度決断しますように。それで「父よ、主よ、愛しています」「まことに信じます」「牧者を信じて愛しています」「力になります」、このようにまことの告白ができる皆さんになりますよう、主の御名によって祝福して祈ります。
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