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Title
神の力 - 創立31周年記念前夜礼拝
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
ヨハネ14:12
Date
2013-10-11
[本文]
[ヨハネ14:12]
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行うわざを行い、またそれよりもさらに大きなわざを行います。わたしが父のもとに行くからです。」
[序論]
愛する聖徒の皆さん、全世界と全国の1万余りの支教会の聖徒の皆さん、支聖殿の聖徒の皆さん、全世界でインターネットを通して礼拝をささげているすべての聖徒の皆さん、GCN放送視聴者の皆さん、この時間は本教会の創立31周年記念前夜礼拝としてささげます。
[出エジプト19:4]を見ると、イスラエルの民がエジプトから出てきたとき、神がまるで鷲の翼に載せ、連れて来たように、神のみもとに連れて来た、と言われています。父なる神様はこの教会もその摂理にあって開拓するようにされ、今までご自身で導いてくださいました。すべての感謝と栄光を父なる神様にお帰しいたします。
イスラエルの民は神様が施された力あるわざをいつも覚えてほめたたえました。たとえば、[詩篇136篇]を見ると、エジプトからイスラエル民を連れ出した過程を一つ一つ覚えて、感謝で賛美するのが見られます。これは時期的に、エジプトから出て約1千年が過ぎた時です。ところが、そのはるか前のことをもう一度思い出して、神に賛美をささげたのです。
10節から16節まで読みますので、聖徒の皆さんは節ごとに「アーメン」と答えてくださいますように。「10エジプトの初子を打たれた方に。その恵みはとこしえまで。(アーメン)11 主はイスラエルをエジプトの真ん中から連れ出された。その恵みはとこしえまで。(アーメン)12強い手と差し伸ばされた腕をもって。その恵みはとこしえまで。(アーメン)13葦の海を二つに分けられた方に。その恵みはとこしえまで。(アーメン)14 主はイスラエルにその中を通らせられた。その恵みはとこしえまで。(アーメン)15パロとその軍勢を葦の海に投げ込まれた。その恵みはとこしえまで。(アーメン)16 荒野で御民を導かれた方に。その恵みはとこしえまで。(アーメン)」
[本論]
愛する聖徒の皆さん、父なる神様は創立31周年記念前夜礼拝に「神の力」というメッセージを下さいました。そして、父なる神様が必要な時はいつも、ご自身の力でこの教会をどう導いてこられたのか、振り返ってみるようにと言われました。去る31年すべてでなく、2013年のはじめから今までだけを振り返っても、神様の大いなる愛が感じられるでしょう。
父なる神様は今年10か月間も、人が想像できない神の力を私たちに現してくださいました。これは、皆さんが他のどの年より御霊に属する心、全く聖なるものの心になるために熱心に走ってきて、また、父なる神様に喜ばれる行いを見せてきたからです。この時間、神様が施してくださった神の力あるわざをもう一度振り返ってみるとき、聖徒の皆さんは父なる神様に力の限り栄光を帰しますように。
聖徒の皆さん、私は今年のスタートである送迎礼拝の時間に、神様が四番目の新年祈祷課題として下さった「神の力」について宣べ伝えました。
2013年の祈祷課題「神の力」に込められた意味は、人の自由意志まで曲げる力のことです。この教会に現れる神の力を体験する人々が自ら自由意志を動かして、救いの機会をつかめるようにする力です。
ところで、父なる神様はこの「自由意志まで曲げる神の力」を、まず私たちの主のしもべとレビ族に施してくださいました。これは1月から3月までの猶予期間にあったことです。年の初めに、神様は主のしもべとレビ族を「懲らしめの剣」で打とうとされました。聖徒より先に御霊によって歩まなければならないのに、また、数回悔い改めの機会を与えられたのに、変化が遅いだけでなく、むしろ罪の壁を積んだからです。
「【主】の剣」がさばきの道具として使われた記述は、聖書のあちこちにあります。[イザヤ66:16]には「実に、【主】は火をもってさばき、その剣ですべての肉なる者をさばく。【主】に刺し殺される者は多い。」とあり、[イザヤ27:1]には、その【主】の剣が「鋭い大きな強い剣」と、[エゼキエル21:9]には「剣、一振りの剣が研がれ、みがかれている。」と描写されています。
このような懲らしめの剣を、牧者の私が代わりに受けました。誰か罪の代価を代わりに払ってこそ、公義に外れないからです。それによって、父なる神様は3か月の猶予期間を与えてくださいました。その期間に、ほとんどの主のしもべとレビ族が霊的に目をさましました。芯からたましいを砕いて罪を告白し、主のしもべらしい主のしもべ、レビ族らしいレビ族になるために、変化の流れに乗り始めたのです。
その結果、神様が3月31日、イースターに私がとりなしの祈りをするようにされました。公義によっては報いられるしかない罪までも、すべて振るい落とすようになったのです。一般の聖徒も罪の重荷を払い落として、新たにスタートできるように強くされ、すみやかな信仰の成長を遂げるようになりました。
[詩篇51:10]を見ると、ダビデは「神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」と言いました。このみことばのように、父なる神様は主のしもべとレビ族、そして御霊の歩みを慕った聖徒の皆さんに、きよい心が造られる神の力を施してくださったのです。
神の力の中で最も大きいものが、まさにこの人の心を変えさせる力です。このように大きな驚くべき力を現してくださった父なる神様に、感謝と栄光をささげます。
愛する聖徒の皆さん、3月31日、イースターの夕方、父なる神様は霊の分離について語ってくださいました。そして、その次の週には、からだから霊を分離して地獄と天国を見てくる人々と、具体的な方法を教えてくださいました。それで、5月25日、金曜徹夜2部の時間に、八人の主のしもべと働き人が私の祈りを通して同じ場所で霊を分離して、地獄とよみ、天国の各場所を見てきて証ししました。
このようにからだから霊が分離して、霊の世界を見てきた事例が聖書にもあります。使徒パウロと使徒ヨハネがそのような体験をしたのです。
まず[第二コリント12:2-4]を見ると、使徒パウロは「私はキリストにあるひとりの人を知っています。この人は十四年前に──肉体のままであったか、私は知りません。肉体を離れてであったか、それも知りません。神はご存じです、──第三の天にまで引き上げられました。私はこの人が、──それが肉体のままであったか、肉体を離れてであったかは知りません。神はご存じです、──パラダイスに引き上げられて、人間には語ることを許されていない、口に出すことのできないことばを聞いたことを知っています。」と言いました。使徒パウロは霊の分離を通して、第三の天にあるパラダイスを見てきたのです。
[黙示録4:1]で、使徒ヨハネは「その後、私は見た。見よ。天に一つの開いた門があった。また、先にラッパのような声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った。『ここに上れ。この後、必ず起こる事をあなたに示そう。』」と告白しました。使徒ヨハネはこの時、霊が天国に引き上げられて行って、御座に座られた神のかたちを見ました。その他に、霊の世界で見たことと今後起こることを見て記録しましたが、それがまさにヨハネの黙示録です。このように霊を分離することは、神が特別に働かれてなされます。
ところが、まだ聖められていない人が霊の世界を見る時は、神は「入神」という方法を使われます。「入神」する場合、からだから「霊とたましい」が分離して、からだは呼吸をしているだけで意識が全くない状態になります。霊とたましいがからだを離れることは、人が死ぬ時に起きる現象です。ところが、「入神」は霊とたましいがからだを離れても、いのちを維持しなければならないので、神の特別な保護が必要です。このように「入神」には危険が伴います。
一方、この前の5月、本教会であったみわざは、聖められた人がからだから霊だけを分離して、霊の世界に行ってきました。霊がからだから分離して出て行っても、たましいは残っているので、周りの状況を認識します。同時に分離した霊を通して、霊の世界を見て聞いて感じて体験します。それで、使徒パウロも「肉体のままであったか、私は知りません。肉体を離れてであったか、それも知りません。神はご存じです」と表現したのです。
このように、聖書ではわずかな昔の信仰の人が体験した霊の分離を、この教会では何人もが一度に体験しました。それで、この霊の分離のみわざを、世界が始まって以来始めての出来事だと言ったのです。これもまた、父なる神様が下さった「神の力」によってできたことでした。このように大きな驚くべき神の力を施してくださった父なる神様に、すべての感謝と栄光をささげます。
聖徒の皆さんはこの霊の分離を通して、天国と地獄があることをもっと確信するようになりました。「絶対に地獄に行くことはしてはならない」と心に堅く堅く留めるようになりました。また、天国への望みが大きくなり、新しいエルサレムの深いところまで知るようになり、御霊の歩みに入って、全く聖なるものとされるために、実質的な行いに拍車をかけるようになりました。
5月には霊の分離とともに、もう一度祝福の時間がありました。それは私の誕生日を迎えて感謝礼拝をささげた日、父なる神様は聖殿のあちこちの壁に、御使いを用いて霊の世界を描いてくださったことです。霊の目が開かれていない聖徒の皆さんも、霊の世界が見られるようにしてくださったのです。
こういう満ち満ちた熱気は7月の機関長教育につながりました。教育の三日間、父なる神様は「おあつらえの天気」でともにおられました。教育が行われた月、火の二日間は、蒸し暑かった前の週とは違って、たまに雨も降らせてくださり、さわやかな天気にしてくださいました。天気予報は一週間ずっと雨が降ると言っていました。ところが、野外行事があった水曜日には、晴れてのどかな天気になりました。丸い虹、オーロラの光、トンボなどで幸せを加えたのです。
父なる神様はこの機関長教育のテーマを「全く聖なるもの」としてくださいました。全く聖なるものの心の特徴を詳しく解き明かしてくださったのです。父なる神様が信仰の最高峰と言える、全く聖なるものの心まで深く教えてくださったのは、皆さんの準備ができたからです。3か月の猶予期間を通して新たに変えられた数多くの聖徒が、霊の分離のみわざを体験して、信仰、希望、愛を育ててきました。御霊の歩みに入る待機者、全く聖なるものとされる待機者がたくさん現れたのです。
そして、3月31日以後、機関長教育直後まで、さらに30人が御霊の歩みに入ってきました。このようなスピードで成長するなら、十分に多くの聖徒が全く聖なるものとされ、新しいエルサレムに入れます。
聖書に、全く聖なるものとされた昔の信仰の人々は、人間耕作六千年という期間に、極めてわずかひとりずつ出てきました。ところが、この終わりの時、この教会で一度に数多くの全く聖なるものとされる人が出てくるということは、まことに驚くことです。父なる神様はこの教会に御霊の人の普遍化がなされるほど、数えきれない御霊の人、全く聖なるものとされた人が出てくることを約束してくださいました。
これがどうやって可能でしょうか? それは、人の自由意志まで曲げる神の力によってできるのです。だからといって、神の力で人の自由意志を無理に強いて曲げるのでは絶対ありません。聖徒ひとりひとりが心を動かされて、自分のほうから肉を脱ぎ捨てて、御霊によって歩もうと努めるしかない環境を、父が作ってくださったのです。
ところで、こういう環境が作られるまで、私はマンミンの責任者として、聖徒が払うべき代価の90%を代わりに払うために、私自身を犠牲にしなければなりませんでした。聖徒の皆さんが想像できない霊の訓練を通して、霊の流れを作らなければならなかったのです。
このような牧者の犠牲を「愛」と感じるので、力いっぱい努力して10%を満たす聖徒は、霊の流れによく乗って信仰がすくすくと成長できました。自由意志を曲げる力を施してくださった父なる神様に、感謝と栄光をお帰しいたします。
愛する聖徒の皆さん、父なる神様は牧者を愛して信頼する聖徒の心を、8月のキャンプの時、十分爆発的と言える、太くて濃い香として受けることを望まれました。今回のキャンプは不思議としるしで構成された、霊的な総合ギフトセットのようでした。
まず、不思議を調べてみましょう。全国的に猛暑注意報が発令されましたが、キャンプ場は暑くも寒くもない、適切な気温が維持されました。初日、集会が始まって10分余り経ったとき、大粒の雨のしずくが落ち始めました。それで、私は父なる神様に祈りました。「雨を含んだ雲よ、直ちに退け。父よ! 晴れた雲に変えてください。星も現してください。終始ともにおられますように。雨よ、やめ。光よ、臨め。イエス・キリストの御名によって祈ります。」
するとキャンプ場の空を覆っていた10キロあまりの厚さの黒雲が、穴があいたように分かれました。すぐ教育場に降っていた雨がやんで、晴れた空が現れました。輝く星も見られたし、移動する星を見た方もいます。それだけでなく、風がやさしく吹いてきて、雨にちょっと濡れた服をすぐ乾かしてくれました。神は虫も退治してくださったので、教育場を終始快適にしてくださいました。
二日目には体育大会がありました。父なる神様はのどかな天気で働かれ、時々すがすがしい風も吹かせてくださいました。
ところが、同じ時刻、ソウルなどでは豪雨に見舞われていました。その日、ソウルだけで雷が1,008回も落ちました。これは2012年8月1か月に発生した落雷より、二十二倍も多かったのです。8月の初め、韓国には間違いなく台風、豪雨に見舞われます。父なる神様は私たちが体育大会をする時間に、雨雲をつかんでくださったのです。
ところが、体育大会の時間が少し遅れました。もともと2時半に終わることになっていましたが、30分以上延びたのです。それで、私が閉会宣言をしながら言いました。「きょうは約束が2時半なのに、少し遅れたので、皆さん、ひょっとして雨に降られるかもしれないので、早くお帰りください。」
それからしばらく経って、雷を伴う大雨が降り始めました。初日は降っていた雨をやませるみわざが、二日目は降るはずの雨を遅らせるみわざが起きたのです。父なる神様は、以前とは違う次元で不思議を行うようにされ、聖徒の皆さんに大きい信仰になるだけでなく、私がこれまで受けた霊の訓練が現実に適用される体験を下さいました。このように驚くべき不思議をもってともにおられた父なる神様に、すべての栄光をささげます。
この他にもトンボ、オーロラの光などが変わらずに現れ、さらに恵みに満たされ、聖霊に満たされることができました。
また、初日の教育の後、いやしの集会の時、私が講壇で全体のために祈っただけなのに、数多くの方がいやされました。骨折で歩けなかった方が杖を捨てて歩けるようになりました。関節炎で補助器具なしでは動けなかった方が歩けるようになりました。見えなかった方が見えるようになり、よく聞けなかった方がよく聞こえるようになりました。聾唖夫婦のある子どもは、耳が開かれて、声も出せるようになりました。
この外に、いろいろな病気で苦しんでいた多くの方がいやされて、証しで栄光を帰しました。キャンプに参加するために家を出た瞬間、病気がいやされた方もいて、キャンプ場に来ていやされた方もいました。初日の集会の時にいやされた方もいて、二日目のトンボ体験を通して、たましいを砕いて罪を告白していやされた方もいます。三日目、キャンプファイヤーの時、からだが動かしにくかったのに、信仰によって全身で熱く賛美して、いやされた方もいます。
また、キャンプファイヤーは賛美の最初から最後まで、恵みと感動のるつぼでした。聖徒の皆さんは新しいエルサレムの希望を心に深く刻む尊い恵みをいただきました。父はキャンプの前に約束してくださいました。このキャンプを通してマンミンの歴史30年余りの間、大きくなった神の力の大きさのとおり、また広くなった空間のとおり、聖徒がすべてを感じて体験するだろう。感動して変えられ、いやされて答えられて、信仰の量りが高くなるだろうと言われたのです。このおことばどおり成し遂げてくださったことがわかります。
そして、インド聖会の爆発的なみわざと比べると、何倍という表現では足りないほど、爆発的なみわざを見せるだろうと言われましたが、そのままなされたのです。このように爆発的な聖霊のみわざでともにおられた父なる神様に、もう一度すべての感謝と栄光をお帰しいたします。
愛する聖徒の皆さん、キャンプの満ち満ちた熱気はその週、金曜徹夜礼拝2部の時間に、神の力を授かる祈りの時間につながりました。全く聖なるものとされた六人の方と、御霊の歩みに入った六十七人の方に、父なる神様は神の力を授かる祈りをするようにされました。その方々を講壇に上がらせて、公開的に証印を押すようにして、聖徒の皆さんにもっと御霊の歩みに向かった慕う心が満たされるようになさいました。
[マタイ10:1]に「イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやすためであった。」とあります。それで弟子たちが出て行って、権威をもって力を行うことによって、神の国が広げられました。
このように、今回一次として証印を押された方々を筆頭に、今後御霊の歩みに入って、全く聖なるものとされる聖徒の皆さんが牧者の私と一つになり、世界宣教を行うようになります。多くの方がこうなれるように、父なる神様は続けて霊の流れを作ってくださるでしょう。私はその公義を満たすために霊の訓練をし続けていくでしょう。したがって、聖徒の皆さんも霊の流れによく乗って、父なる神様の喜びの実に必ず変えられますように。
[結論]
愛する聖徒の皆さん、この時間は今年の送迎礼拝から今まで、父なる神様がこの教会に施された神の力についてお伝えしました。人の期待と想像を超える大きな驚くべきことの連続でした。父なる神様がこのようにいつもと違う次元で働かれた理由は、皆さんの信仰がそれだけ大きく成長したからだと言われました。
父なる神様は、今からどれほどさらに驚くように働いてくださるでしょうか。聖徒の皆さんの信仰が今よりさらに成長するでしょうから、神の力あるわざもさらに期待されます。その上、今は私ひとりではなく、神の力を授かった七十人余りが一緒に果たしています。父なる神様はこのように休むことなく、終わりの時の摂理を成し遂げておられるのです。このような神の摂理にともにあずかる皆さんになり、やがて栄光の座にも、ともに立てますよう、主の御名によって祝福して祈ります。
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