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主日礼拝 メッセージ > 主日礼拝
主日礼拝
Title
   父の摂理 (1)  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   ローマ12:2
Date
   2017-01-01


[本文]

[ローマ12:2]
「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」



[序論]

愛する聖徒の皆さん、GCN放送の視聴者の皆さん、2017年、新年最初の主日です。新年も父なる神様の祝福が皆さんと皆さんの家庭に豊かに臨みますよう、主の御名によって祈ります。
きょうは「父の摂理」というメッセージを大礼拝と夕方礼拝の時間に続けて伝えます。「摂理」とは「世界と宇宙万物を支配する神のみこころ」のことです。父なる神様は善そのものであるので、その摂理も良きみこころにあって成し遂げられてきました。天地創造、人間の創造、そして六千年の人間耕作も、このような良きみこころが込められた父なる神様の摂理です。
それでは、この終わりの時に向けられた父の良きみこころは何でしょうか? 父の良きみこころは昔も今も変わりがありません。[第一テモテ2:4]に「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。」とあります。私たちの教会はこの神の良きみこころを実現するために建てられ、今までこのために励んできました。
もう少し具体的に説明すれば、神の良きみこころは、第一、すべての人に福音を伝えて多くの魂を救いに導くことです。第二、全く聖なるものとされた人をたくさん輩出して、天国の新しいエルサレムを満たすことです。このように大きく二つに要約される神の良きみこころを、私たちが力を尽くして実現していくことが神に受け入れられることです。
また、主が来られる日まで変わらずに実現していくことが神の完全なみこころです。私はこのように、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知って実現するために、開拓以来今まで献身してきました。
2017年新年も同じです。聖徒の皆さんも、心を一つにして一緒に祈りながら献身してくださいますよう、主の御名によってお願いします。



[本論]

愛する聖徒の皆さん、多くの魂を救うのを望んでおられる神の良きみこころが、2017年新年からは韓国と世界へとさらに広がっていきます。もちろん、本格的な始まりは再創造の力を100%完成する時からです。その時のために私たちは万全の備えをしなければなりません。競走でも、準備を終えた選手がスタートの合図と同時に矢のように走り出すことができます。スタートの音を聞いて、その時になって準備をする選手はいないでしょう。再創造の力100%完成とともに、私たちが韓国のキリスト教と世界宣教に向かって実現することをこの時間お伝えします。
関連部署の働き人はメッセージを土台として準備をよくしなければならないし、聖徒の皆さんも祈りで後押ししてくださいますように。これから行っていくことの大まかな内容は、新年祈祷課題二番目「教界と海外宣教」の説教の時にお伝えしました。きょうはもう少し具体的な部分をお伝えします。父なる神様が提示してくださったこのビジョンを一緒に描いて準備する皆さんになりますように。

まず「韓国の教界」に向けられた父なる神様の良きみこころです。
使徒パウロは自分を迫害してそしっていたユダヤ人とパリサイ人も、主イエスを信じて救いに至るのを心から望んでいました。[ローマ9:3]で「もしできることなら、私の同胞、肉による同国人のために、この私がキリストから引き離されて、のろわれた者となることさえ願いたいのです。」と告白するほどでした。ここで「私の同胞、肉による同国人」とは、使徒パウロの肉の家族や親戚ではなくて、同族のユダヤ人とパリサイ人のことです。
ユダヤ人の中には、パウロを殺してしまうまでは飲み食いしないと誓い合った人たちもいました。それなのに、パウロは自分が救われないことがあっても、彼らが救われることを切に願っていたのです。これは、誰も滅びずに救われることを望んでおられる父なる神様の良きみこころを、使徒パウロも知っていたからです。使徒パウロは頭で知っているだけでなく、魂への大きな愛も持っていました。
このような使徒パウロの心を、私はよく理解できます。私たちの教会が海外聖会を行うとき、先立って反対しながらそしった人たちがいました。ほかならぬ韓国の宣教師たちでした。国内でも少なくない数の人が私たちの教会を任意にさばいて罪に定めました。
しかし、私たちの教会にはそんな待遇を受けるような理由がありません。神様が愛して支えてくださる証拠、しるしと不思議がいつも現れたし、聖霊の炎のようなみわざがやむことがありません。
それなのに私たちの教会をさばいて罪に定め、そしって迫害することで聖霊をけがすなら、これは神様の前で大きい罪となります。[マルコ3:29]に「しかし、聖霊をけがす者はだれでも、永遠に赦されず、とこしえの罪に定められます。」とあるからです。
韓国の教会にはこのみことばに当たる人が多くいます。また、うわべでは真理を叫んで教えていても、その中は罪と悪にひどく染まって救いに至りにくい人がたくさんいるのです。そんな内部的な問題が最近数年間は社会的にあらわになって、韓国の教会の社会的信頼度は他の宗教に比べて低くなってしまいました。また、リバイバルできないし、聖徒数は減り、これとともに国の景気が良くない中で教会もますます困難にあうようになります。韓国の数多くの教会が内外でいろいろな問題にぶつかるようになるのです。
父なる神様はこんな韓国の教界にも救いの機会を与えたいと望んでおられます。今年は私たちが韓国の教会の交わりに向かって出て行く道が少しずつ見えるようになります。まずは、父が備えてくださった人々がひとり、ふたりと私たちとつながります。父は、私たちが進出するのに力になり、土台のような役割をしてくれる人々、まことに神様を愛する人々をあちこちに備えておかれました。その人々が聖霊の働きによって現れて、私たちとつながります。最初は人数が少なくても、だんだん増えていきます。
一方、今の韓国の牧会者の中には「今はわが国のキリスト教を浄化させるべきで、教会が力を合わせなければならない」という必要を切実に感じている人が多くいます。「まことの信仰を回復すべきで、刷新と革新が必要だ」と思っている人もたくさんいるのです。こういった必要を痛感している人々が集まって、連合行事を行う時が来ます。その時、私たちが必要な分野を支援することで、韓国のキリスト教は沈滞期を抜け出して、だんだん活気を帯びるようになるのです。
このようなことを通して、私たちの教会の役割は重要な位置を占めるようになります。異端問題は私たちが解明したり弁護しなくても、自然に整理されるのです。これとともに、私たちの聖潔の福音と神の力あるわざが自然に伝えられます。また、再創造の力あるわざを見て、善と愛に感動して、自ら自由意志を曲げて私たちと心から連合する人々も出て来ます。まるでイスラエルの教会を一つになるようにしたように、韓国の教会にも一つ二つと私たちとつながって、連合団体が形成されるのです。
もちろん100%が私たちと連合するわけではありません。以前は私たちを敵視していたが、これからは悔い改めて一つになる人もいるし、最後まで敵視する人々もいます。また、最初は財政的に助けてもらうために協力していたが、次第に真実の善と愛を見て感じ、結局は心から連合する人々も出て来ます。
私たちと心から連合する牧会者たちは聖潔の福音を熱心に聞いて糧として、よりすばらしい天国を激しく攻めようとするでしょう。パラダイスに行くしかなかった人が一天層も二天層も目指せるようになります。このうちごく少数(ひとりかふたりだと言われた)は新しいエルサレムにも入れます。
ところが、以前私たちを罪に定めることに先立ったかしらの人たちは、救いの恵みをいただくことに満足しなければなりません。私たちと連合する教会は神様の祝福と栄光が臨むのを体験するようになります。その結果、私たちを中心に一つになったキリスト教連合は結束力がより大きくなります。父なる神様はこうして一つになって、終わりの時、反キリストに立ち向かう勢力へと成長できるように望んでおられるのです。
このように活動する時間が1年経ち2年経つと、それまで韓国の教界で膿んでいた問題と不正がある程度整理されます。3年ぐらい経つと、失墜していたキリスト教の地位も回復できます。

愛する聖徒の皆さん、今からはこれから行う「海外宣教」について、父なる神様が下さったビジョンをお伝えします。
再創造の力が100%完成されれば、2000年度から行った第1次海外聖会とは違う次元の実を刈り取る、第2次海外聖会を開くようになります。神の力あるわざは第1次海外聖会でも大いに驚くほど現れましたが、父なる神様はそれが味見にすぎないと言われます。第1次海外聖会をした国にもう一度行って聖会を開く時は、熱狂的な反応を見るようになります。結果としての実は以前と明確に違う次元で刈り取るようになります。
第1次の時、神の摂理のうちに聖会を開催できなかった中国とエジプトででも同じです。その当時は大きい実を見せられなかったように見えましたが、これからはそうではありません。
第2次海外聖会は「大陸を揺さぶる聖会」として行われます。たとえば、アフリカのある国に行くなら、規模や準備などすべての面において、一つの国ではなく、アフリカ大陸を動かす聖会になるのです。去年、アフリカの数人の総会長が私たちの教団の総会の傘下に入りました。そのとき869の教会が支教会に加入し、もうアフリカの支・協力教会は5000を超えました。
これはアフリカ連合聖会に備えるための父なる神様の摂理でした。父は慕う人々をひとり、ふたりとつながるようにされていて、時が来ると一時に現れるようになさったのです。結局、彼らが一緒に連合聖会の準備をすれば、以前とは違う次元として開かれるのです。
アフリカ大陸を動かしたら、その次はヨーロッパです。ヨーロッパを動かした後は、もう一つの大陸を動かすでしょう。
聖会を大陸別にどのように行えるでしょうか? 大陸の中心となる都市で連合聖会を開き、テレビなどいろいろなメディアで中継するようになります。すると大陸に属する国々で備えられた人々の組織的な活動を通して、同時に聖会を行う効果を上げるのです。アフリカ、ヨーロッパ、アメリカとアジア、大陸別に中心部で大聖会を開くとき、一つに連携された放送網による波及効果は非常に大きく働きます。
このように第2次海外聖会を行うとき、たとえばヨーロッパ聖会一つだけ開くとしても、反キリストの勢力はとても緊張します。止めようとしても止める方法がないし、止められないから不安を抱きます。それで、聖会が終わった後で、何としてでも揉み消して、あれこれの方法を使ったりもします。
しかし、反キリストの勢力がいくら消そうとしても消せないほど、明らかな神の力あるわざが第2次大陸別海外聖会を通して現れます。その結果、[ハバクク2:14]に「まことに、水が海をおおうように、地は、【主】の栄光を知ることで満たされる。」とあるみことばが成就する日が来るのです。また、数えきれない魂が救いの機会を得て、終わりの時に摂理のうちに計画された父の良きみこころが完全に成就します。その日が来るまで、父なる神様が示してくださったこのビジョンを抱いて一緒に祈り、一緒に備える聖徒の皆さんになりますように。

 
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