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Title
神の力 - 収穫感謝主日大礼拝
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
Date
2014-11-16
[本文]
[マタイ16:13-16]
「さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。『人々は人の子をだれだと言っていますか。』彼らは言った。『バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。』イエスは彼らに言われた。『あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。』シモン・ペテロが答えて言った。『あなたは、生ける神の御子キリストです。』」
[序論]
愛する聖徒の皆さん、きょうは収穫感謝主日です。まず、今年も、教会にも個人にも、霊肉ともに豊かに刈り入れできるように祝福された父なる神様に、感謝と栄光をお帰しいたします。
きょうの本文には、イエス様と弟子たちの対話があります。イエス様は弟子たちに「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」と尋ねて言われました。弟子たちはイエス様とともに歩み、イエス様が御国の福音を伝え、多くの神の力を施されるのを目撃しました。人としては絶対にできないことを無数に行われたのを見たのです。
それで、シモン・ペテロは大胆に「あなたは、生ける神の御子キリストです。」という霊的告白をしました。イエス様が救い主としてこの地上に来られた神の御子であることを信じるという告白です。このように、心の良い人はイエス様が行われるそのわざを見てでも、イエス様が救い主だと信じたのです。
[ヨハネ14:11]で、イエス様も「わたしが父におり、父がわたしにおられるとわたしが言うのを信じなさい。さもなければ、わざによって信じなさい。」と言われました。また、[詩篇62:11]には「神は、一度告げられた。二度、私はそれを聞いた。力は、神のものであることを。」とあります。したがって、神の力を行う人がいるなら、その人は神様におり、神様もその人におられることを信じなければなりません。
この時間は、父なる神様が今年もこの教会の牧者である私を用いて、どれほど多くの力を施してくださったのか、振り返ってみたいと思います。感謝の心で父なる神様に栄光を帰す、すべての聖徒の皆さんになりますように。
[本論]
愛する聖徒の皆さん、「神の力」とは、人の子らに向けられた神様の「愛」です。父なる神様が私を用いて、数多くの力を行うようにされたのも、皆さんを愛して祝福なさるためです。それでは、父なる神様は今年、牧者に現われる神の力を通して、どんな祝福を下さったでしょうか?
第一は、私たちを守ってくださった祝福です。
[民数記6:24]に「【主】があなたを祝福し、あなたを守られますように。」とあります。[詩篇121:5-7]には「【主】は、あなたを守る方。【主】は、あなたの右の手をおおう陰。昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。【主】は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。」とあります。
このように、父なる神様は今年もうちの聖徒を守ってくださいました。災いから守って、事故から、病気から守ってくださいました。ひょっとしてでも罪の壁ができて守られず、困難がやって来たとしても、悔い改めるなら困難を退けてくださいました。
キム・チェリン執事(1大大1教区、32歳)は、今年4月、妊娠19週目でしたが、早期羊膜破裂で羊水が全部出てしまいました。医師は妊娠を維持するのが不可能だと言ったのです。しかし、キム執事は問題の原因を捜して悔い改めればよいという信仰を持ちました。夫と両方の家族までも信仰を顧みて、みこころにかなわなかったことを見つけて、悔い改めました。
そして、私のところに来て祈りを受けました。「羊水も満たされて、胎児も何の異常もなくよく育つように守ってください。」私がこのように祈った後、胎児の口のほうに最小限の羊水が満たされました。それから出産までの約100日間、胎児は神様に守られて正常に育ち、元気な姿で生まれました。
神の力あるわざは、本教会だけでなく、海外の聖徒にも同じように現れました。この教会に現れる力が神のものだと信頼する人々に、同じように働いてくださったのです。
インドのデリー万民教会のリンク聖徒は、神の力が込められたハンカチの祈りで、生まれて18年目に初めてひとりで歩けるようになりました。彼は先天性脳性マヒで、ひとりでは歩くことも食事をすることもできなかったし、話もできませんでした。ところが、いとこに導かれて、今年5月、デリー万民教会に初めて出席して、キム・サンフィ牧師にハンカチの祈りを受けたのです。
彼らはインドの身分制度、カーストの中で、ヒンズー教の祭司で構成された最高層、バラモンです。ですが、いとこのアダシ・アマン聖徒が2月、デリー国際図書展で私に現れる神の力について聞いて、まことの神である創造主なる神様を見つけたのです。そして、4時間の距離にあるデリー万民教会におばといとこを連れて行って、神の力が体験できたのです。リンク兄弟はマヒがずいぶん解けて、今はひとりで食事もできるほどで、言語障害も軽くなって言葉も習っているそうです。
私たちの神様はこのようにすばらしい方です。誰でも神様を信じて頼れば、その大いなる力で闇の勢力を退けて、守ってくださるのです。
愛する聖徒の皆さん、父なる神様が今年、牧者に現われる力を通して下さった祝福は、第二、物質の祝福です。
父なる神様が、今年前半期に私の心をつかさどり、申命記28章「祝福の章」を説教するようにされました。これは霊的に非常に大きい意味があります。私が数年前から「これから時になれば、私が講壇で『祝福あれ』と命じるだけでも、そのまま皆さんに祝福が臨む、そのようなみわざを見るようになるでしょう」と言いました。その「時」とは、まさに皆さんが霊的な器を備えた時です。つまり、私の口から出る初めの声がそのまま働かれる公義の条件が満たされた時を指していたのです。
ところで、今年3月31日を基点に霊の平準化が実現されました。聖徒全体が御霊の人になったのではありませんが、その前より信仰が大きく成長しました。信仰の岩に立った人も、御霊の歩みに入った人も、全く聖なるものとされた人もたくさん出てきました。[第三ヨハネ2節]のみことばがそのまま臨む条件を備えた方がたくさん出てきたのです。
まさに「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」とあるとおりです。このみことばは御霊の人に当たるものです。しかし、まだ御霊の人でなくても、心から悪を捨てて御霊に属する心に変えられた分、このみことばどおり祝福されるのであります。
父なる神様がまるでサンプルのように、今年御霊の人になった方々に驚くべき祝福を与えられました。そのひとりがイ・サンベク長老です。イ長老は保険の仕事をしていますが、この仕事を始めて2年経つまで、実績が低かったそうです。ですから、どれほど暮らしに困っていたでしょうか。それでも「どうすればもっと稼ごうか」より「どうすればたましいに幸いを得るのか」に生き方の焦点を合わせました。
最大限正道を歩いて、パートナーと平和を追い求めようとし、私心と欲を捨てていきました。罪の性質を捨てるために火のように祈って、霊とまことによって礼拝をささげ、特に心を尽くして賛美をしました。結局、今年3月31日を基準に御霊に属する心に変えられたのです。すると、どんな事が起こったでしょうか?神様は4月から本格的にこの方を祝福してくださいました。以前は十分の一献金が10万ウォン台でしたが、御霊の歩みに入った後は、数倍さらに多くささげられるようになりました。
このように父なる神様はみことばどおり成し遂げられます。神様を愛してみことばどおり生きる子どもたちは、物質に困ることがないようにしてくださるのです。信仰のとおり三十倍、六十倍、百倍、それ以上の祝福も与えることがおできになるのです。
[詩篇24:1]にあるように「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは【主】のものである。」からです。[箴言22:4]にも「謙遜と、【主】を恐れることの報いは、富と誉れといのちである。」とあります。すべての聖徒の皆さんが神を恐れ、悪を捨てることで、備えられた「富と誉れ」もいただきますよう、主の御名によって祈ります。
愛する聖徒の皆さん、父なる神様が今年、牧者に現われる力を通して下さった第三の祝福は「心の変化」です。
人の心が変わるということはやさしくありません。ところが、皆さんはいのちのみことばと牧者が行う力によって変えられて、信仰が成長してきたのです。それも、どこを見ても罪と悪があふれている世に生きながら、心が罪と悪にこれ以上染まらないで、むしろ聖められるということがどれほど驚くべき祝福でしょうか。
これは人の意志だけでは難しいです。それなのに、聖徒の皆さんが比較的楽に聖められたのはどうしてでしょうか? 皆さんの自由意志を真理へと向かわせる強力な力をもらうからです。それは初めの声を通して働かれる「再創造の神の力」の働きです。
[エゼキエル36:26-27]を読むと、神様が終わりの時のことを預言され、「あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。わたしの霊をあなたがたのうちに授け、わたしのおきてに従って歩ませ、わたしの定めを守り行わせる」と言われました。
このように、父なる神様は聖霊を遣わされ、終わりが近づいてくるほど、聖霊のみわざは大きい力として現れています。父なる神様は私に聖霊のみわざの中で「再創造の神の力」まで授けてくださいました。この再創造の神の力では、不思議としるしを現すだけでなく、人の自由意志を曲げて、死んでいる霊にもいのちを与えることができます。
これは罪と悪がはびこっているこの終わりの時に、何としてでもひとりでも多く救うことを望まれる父の愛にあって授けられた力なのです。この世代には、敵である悪魔・サタンのしわざによって、人々が救いの機会をつかむのがさらに難しくなりました。神様が人々の心に与えられたいのちの種が聖霊によって目覚める条件がさらに悪くなっているのです。これだけでなく、かろうじて救われてその霊が生き返った人までも、もう一度堕落することが多くなりました。
ところが、「再創造の神の力」によっては、死んでしまった霊にいのちを与えることができるのです。父なる神様の驚くべき恵みです。死んでいる霊にいのちを与えることができるなら、石の心を取り除き、すなわち、聖められることは、どれほどやさしいでしょうか。
その証人がまさに聖徒の皆さんです。10年、20年と信仰生活をしていても、そこまで悟れなかった自分の悪が悟れるようになって、心が新しくなるみわざが今年だけでもどれほど多く起きたでしょうか。それで、きよくて優しい「真心」になっていくと、自然に信仰がすくすく成長するのを見ます。
これは本教会の聖徒だけの証しではありません。海外の聖徒も同じように体験しています。
ネパール万民教会のムナ・バタ聖徒は、昨年10月頃、無責任で暴力的なご主人のために、二十一日ダニエル徹夜祈祷を定めてささげました。毎日、祈祷会の終わりに流される私の祈りを、ご主人の変化を願いながら心を込めて受けました。
それ以後、ご主人が驚くほど変えられたそうです。以前とは違って、とても柔和でへりくだった人になりました。神様がご主人の心を180度変えてくださったのです。ご主人は主日礼拝をささげるのはもちろん、ダニエル徹夜祈祷会にも参加して、過ぎし日の過ちを徹底的にたましいを砕いて罪を告白しました。今は奥さんも愛して大切にし、家族を養う義務も誠実にして幸せな家庭になったのです。
このように心が変えられて、世が与えられない幸せを味わっている聖徒が日本にも多くおられます。そのひとり、大阪万民教会の田口寿宏兄弟は、ゲーム依存症から解放されて、新しい人生を歩んでいます。
この兄弟は10代の時からゲームにはまっていたそうです。ある時は約40時間休まないでゲームをするほど、非常に深刻でした。その影響で、学校卒業の後は、会社づとめもまともにできなかったのです。
そのうち2012年、私たちの教会ホームページを知って、説教に恵みを受け始めました。一日一編以上説教を聞いて、変えられるために努力しました。そして、五時間かかって大阪万民教会を自分から訪ねて行きました。主日を守るのはもちろん、祈る生活を始めると、祝福が臨みました。教会の近くに引越しもして、就職もできるようになったのです。
今はゲームから解放されただけでなく、教会学校の教師として、子どもたちが自分のような苦しみにあわないように証ししているそうです。また、毎年冬になるとひどくなっていた手の霜焼けが、変えられてからはなくなって、ギター伴奏の奉仕までしているそうです。
このように心が変えられると、健康と物質の祝福まで伴うということを必ず覚えておかれますように。したがって「心の変化」というものが、実は最も大きい祝福なのです。
[結論]
愛する聖徒の皆さん、今年も父なる神様はまことに多くの恵みと祝福を与えてくださいました。この教会の牧者である私に神の力を授けて、聖徒の皆さんが信頼と愛で一つになった分、すべてのことに守ってくださいました。また、物質の祝福を下さったし、心の変化を遂げるようにしてくださいました。
この収穫感謝主日を通して、これまで皆さんがいただいた恵みと愛がどれほど大きいのか顧みて、心の底から感謝できますように。このような祝福はやむことなく続くでしょう。ですから、皆さんの日々の暮らしの中でも、父なる神様に栄光を帰す証しが枯れることのない泉のようにあふれますように、主の御名によって祝福して祈ります。
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