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Title
父なる神様 - 創立32周年記念主日大礼拝
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
第一ヨハネ4:16
Date
2014-10-12
[本文]
[第一ヨハネ4:16]
「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。」
[序論]
愛する聖徒の皆さん、万民中央教会が創立32周年を迎えました。本教会を建てて過ぎし32年間、導かれた父なる神様に、すべての感謝と栄光をおささげいたします。きょう、この幸いな日を祝うために来られた聖徒の皆さんの家族、親戚の方と国内外の来賓の皆様にも感謝申し上げます。開拓以来これまでご一緒してくださった教職者と働き人、すべての聖徒の皆さんにも感謝いたします。全世界で衛星とインターネットで参加している、すべてのマンミンの聖徒の皆さんにも感謝いたします。きょう一日、上から臨む喜びと幸せを思いきり味わって、霊肉ともに祝福される皆さんになりますよう、主の御名によって祈ります。
愛する聖徒の皆さん、万民中央教会が建てられてから過ぎし32年間、私たちはまことに多くのことを経てきました。開拓した瞬間から、火が燃え立つように現れた不思議としるしの中で、急速にリバイバルしてきて、世界宣教もまた大いに進めてきました。数多くの聖徒が答えられて祝福されながら、信仰が成長してきました。
しかし、平坦な道だけではありませんでした。時には一寸先も見えないような訓練の時期もあって、熱い涙で悲しみながら祈る時もありました。ですが、そんな過程もやはり、結果を見れば必ず祝福だったし、訓練を受けている時にも、神様がともにおられる証拠は一瞬もこの教会から離れたことがなかったのです。かえって日が経つにつれ、より大いに現れました。
このように本教会の32年の歳月は、一瞬一瞬が父なる神様の摂理のうちにあり、父なる神様の恵みのうちにあったし、神の栄光を現す過程でした。この教会を建てた方も、この教会を練って今の姿に作られた方も父なる神様であり、今後この教会を通して栄光を受けようと導いていかれる方も父なる神様であります。
それで、きょうのメッセージのタイトルも「父なる神様」です。過ぎし歳月、この教会を作り上げてこられた父なる神様はどんなお方なのか、今から三つの分野で伝えたいと思います。きょうのメッセージを通して、皆さんすべてが父なる神様のお心をさらに深く悟り、神の摂理を実現することに尊く用いられますよう、主の御名によって祈ります。
[本論]
愛する聖徒の皆さん、来賓の皆様、この教会を導いて来られた父なる神様は、第一に、愛そのものであられます。
本文[第一ヨハネ4:16]に「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。」とあります。神様は初めに、全宇宙空間をぎっしり満たした光と声として存在しておられました。時間と空間を超えて「わたしはある」という栄えある方です。
このような神様がある時になり、一つの計画を立てられました。神のお心を知って愛を分かち合いながら、無限の栄光を永遠に一緒に味わえる誰かを得ようとされたのです。まさにこのような目的ですべての物が創造され、人間耕作の歴史が始まったのです。
この耕作の過程で、神様はすべての魂に愛を伝えようと、まずイスラエル民族を選ばれました。イスラエル民族の歴史を通して、「神様を恐れ敬って愛する国はあんなに祝福されるんだ。神様は愛の豊かな方なんだ。私も神様を恐れ敬って愛そう」と、世界のすべての人が悟り、神のみもとに出てくることを望まれたのです。
エジプトから出てくる過程だけを見ても、神様の細やかな愛があちこちに現れています。荒野を通る時も、昼は雲の柱で日差しを遮って、夜は火の柱で守ってくださいました。空腹の時はマナとうずらを降らせて、喉が渇いた時は岩から水を流れ出させました。
この細やかな父の愛は、イスラエルの民にだけでなく、すべての神の子どもにも施してくださいます。その愛を見せてはまた見せて、結局は父なる神様のお心を悟って、心から神を愛する子どもに変えられることを待っておられるのです。
過ぎし歳月、神様がこの教会を建てて導かれた過程もそうでした。死の直前にいた私が神様を見つけたことからして、言葉に尽くせない神の愛でした。主のしもべとして召され、開拓するようにされたことも、それから急速なリバイバルと成長を重ねて、世界的な教会になるようにされたことも、すべて神の愛でした。
歳がいって主のしもべになりなさいと言われたことも、この悪い世代に聖潔の福音を伝えて、罪に染まった魂を変えさせなさいと言われたことも、私の力ではできるという自信がありませんでした。しかも、完全に聖められた人々で新しいエルサレムを満たしなさいと言われたことは、私の力ではとうていできなかったのです。
しかし、どの瞬間も神様がなさいました。1982年、子ども4人を含み、13人で開拓した小さい教会が、今は全世界に一万余りの支教会と数百万の聖徒を持つ教団に成長するようにされたのです。アメリカのニューヨークをはじめ、ペルー、ホンジュラス、インド、パキスタン、ドバイ、ロシア、ドイツ、日本、フィリピン、ウガンダ、ケニア、コンゴ、エストニアなど、世界のあちこちで連合大聖会を開くようにされました。一度に数万、多くは数十万、数百万の人が集まり、不思議としるしを体験して、偶像を捨ててイエス・キリストを受け入れました。イスラエルに遣わして、3年間の働きを通して、イエス・キリストを宣べ伝えるようにして、キリスト教の世界に生命力を吹き込むようにもされたのです。
また、放送と文書を通しても働いておられます。GCN放送は七つの言語で約170か国に、24時間多重言語放送を送出しています。2000年、この働きを始めるようになさったとき、私たちには放送局を運営するほどの技術も、人材も、財政もありませんでした。しかし、今は世界的な水準の映像をもって、聖潔の福音と神の力あるわざを伝え、キリスト教文化をリードできるようにされました。
そして、文書宣教も活発になり、現在94種の韓国語の本が出版されました。これらが今まで56言語で300冊余り出刊されたし、75言語、1000冊余りが準備中であります。電子書籍も47言語で315冊が発刊されました。
超教派のクリスチャン医者で構成されたWCDNは、世界19か国に支部を置いて、神の力を医学的に証明して活発に活動しています。その他にも、国内向けの神学校とマンミン国際神学校、祈梼院、子どものための宣教園など、いろいろな機関を建てられました。
このような外的な成長とともに、内面的にも信仰ある聖徒と働き人を育ててこられました。この過程が平坦なだけだったのではありません。時には大きい訓練の時間もあり、耐え難い峠もありました。しかし、その訓練の中にも、神様はいつもともにおられました。時間が過ぎたら、なぜそのような訓練を受けるように許されたのかを、祝福の実で確認できるようにされたのです。このように教会を建てて、教団を形成し、世界宣教を行うまで、また聖徒の皆さんの信仰を育てるまで、長い歳月、寛容を尽くして導いて来られたすべての過程が、父なる神様の愛だったのです。
愛する聖徒の皆さん、来賓の皆様、マンミンの32年を導かれた父なる神様は、第二、大いなる偉大な方です。
神様は人と全宇宙を創造してすべての物をつかさどられる方です。その力が果てしなく、おできにならないことはありません。聖書を読むと、神の人を通して現れた力あるわざがたくさん記されています。天から火を引き下ろしたり、三年半の日照りの中で大雨を降らせたりもしました。海を二つに分けたり、川の流れをせき止めたりして、飲めない苦い水を甘い水に変えたりもしました。
イエス様と使徒たちを通しても、力のわざは数えきれないほど現れました。病気のいやしはもちろん、悪霊につかれた者、からだの不自由な者もいやされて、それどころか死んだ人も生き返りました。
このように大いなる偉大な神の力は、この教会でも同じように繰り広げられてきました。海の水を飲める甘い水にして、その水を通していやしのみわざまで施されます。しかもこの水の中で、海水魚と淡水魚が一緒に暮らしていく、驚くべきみわざを見せておられるのです。重要な行事の時はいつも見せてくださる多様な虹を通して、神様がともにおられることを確かにしてくださいます。
また毎年、夏のキャンプのシーズンになれば、数えきれないトンボを送ってくださって、すべての物をつかさどって、十の災いを行われた神の力を目の前で見せてくださるのです。聖徒の皆さんが撮影するオーロラの光を通して、神の初めの光がどれほど美しいのか感じて、天国の望みと信仰が加わるようにしてくださるのです。
大いなる偉大な神の力は、天気を通してもいつも現れています。2013年のキャンプの時は、映画のある場面のような体験をしました。まるで葦の海が二つに分かれるように、あっという間に厚い雲の層が分かれて、降っていた雨がやみました。
反対に、雨が降るべき時は雨を通して、神の偉大なることを見せてくださったのです。2002年インド聖会の時は、深刻な日照りの中で、私がその地に足を踏み出す時に合わせて、恵みの雨が降り始めました。2009年9月、イスラエル聖会の時は、講壇で祈った翌日から雨を降らせて、長い間の日照りを解消してくださったのです。
今年2014年、夏のキャンプの時も、父なる神様は大いなる摂理にあって、すべての天気を最適にするよう働いてくださいました。キャンプの前、私は神様がキャンプの期間に気温を22度から24度くらいに下げてくださるだろうと宣言しました。まさにそのとおりにしてくださって、真昼でもさわやかに体育大会を行うことができ、キャンプファイアの時は、力いっぱいジャンプして賛美しながらも、汗をかかないほど涼しくしてくださったのです。
大いなる偉大な神の力を、聖徒の皆さんが最も直接的に体験するのは、何よりもいやしのみわざでしょう。いやしのみわざは、これ以上言う必要もないほど、開拓の時から今まで火のように現してくださいました。さまざまな珍しい病気やがん、エイズをはじめ、余命宣告された重い病気も、深刻なアトピーや皮膚病など、からだが腐っていく病気なども、神様が働かれると一瞬にして治りました。
数年、数十年不妊だったのにみごもった証しや、ダウン症と言われた胎児が祈りを受けて正常に生まれた証し、胎児の性別が祈りを受けた後に変わった証しなども、すべて数えにくいほどです。車が廃車になるほどの交通事故の中でも、聖徒が守られたみわざも数えきれないほどです。
この他に、32年間施された神のみわざは、大きいことだけ取り上げでも、とうてい言えないほどです。このように32年間、この教会を導いてこられた神様はまことに大いなる偉大な方でした。
第三に、父なる神様はいつくしみ深い方です。
各人の罪と悪をさばく公義の神でもありますが、同時にいつくしみと憐れみの深い私たちの父であります。[詩篇86:5]に「主よ。まことにあなたはいつくしみ深く、赦しに富み、あなたを呼び求めるすべての者に、恵み豊かであられます。」とあり、[イザヤ55:7]に、「悪者はおのれの道を捨て、不法者はおのれのはかりごとを捨て去れ。【主】に帰れ。そうすれば、主はあわれんでくださる。私たちの神に帰れ。豊かに赦してくださるから。」とあります。これがまさに父なる神様のお心です。
イスラエルの民が罪を犯した時も、神様は数えきれないほど赦しの機会を与えて、限りないいつくしみと憐れみをもって行われました。この罪と悪がはびこっている世代に対してもそうです。日増しに闇が深まっていく世で、神様はひとりでも多くの魂を救おうと、この教会を建てられました。いくら良いことを言っても聞かない世代に、無数の神の力を現して、信じるしかない証拠を見せてくださいました。また、心の悪を捨てて、真心と全き信仰を持つように、聖潔の福音を与えてくださいました。
ところが、このような神の力が現れている教会で信仰生活をしながらも、いざというとみことばどおり従う方が多くいませんでした。信仰の岩にも立てないまま、むしろ世の罪に染まってしまったことも多かったのです。
しかし、いつくしみ深い父なる神様は絶えず悔い改めの機会を与えられました。救われそうもなかった者たちに、再び救いの道を開いてくださったのです。さらに信仰の岩に立ち、御霊の歩みに入るように、恵みの機会を与えてはまた与えられました。
ところで、神様はマンミンの聖徒だけのために、このような悔い改めの機会を下さるのではありません。遠くない将来、神様は変えられた皆さんを世界へ遣わされるでしょう。貧しい心で救いを待っている人々だけでなく、救いの機会を得さえにくい人々にも、聖潔の福音を伝えるようにされるでしょう。
特にイスラエル宣教を終えてから最近の数年は、こういう流れを作っていく時間でした。私はマンミンの聖徒だけでなく、世の罪と悪に染まって曲がった魂までも心に抱き、彼らにまで救いの機会を開くために、公義を満たす非常に厳しい過程を経なければならなかったのです。
多くの聖徒の皆さんがこのような働きにともにいて、尊い道具として用いられるように、信仰の量りを満たす過程を経てきました。いつくしみ深い神様が寛容を尽くして赦して、いつもより良いものだけを私たちに下さったので、きょうの本教会がありえたのです。
[結論]
愛する聖徒の皆さん、来賓の皆様、[エレミヤ31:3]に「【主】は遠くから、私に現れた。『永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに、誠実を尽くし続けた。』」とあります。このみことばどおり、過ぎし32年間、永遠の愛をもって私たちを導かれた神様は、これからもこの教会とともにおられ、さらに大いなる栄光を受けられるでしょう。私たちを用いて世界のすべての人を救いの道に導き、また私たちを天国の新しいエルサレムまで導いていかれるでしょう。
今までこのようなマンミンの働きに参加して、祈りと励ましで心を一つにしてくださった皆さんに、もう一度感謝申し上げます。やがて人間耕作のすべての日々が過ぎて、栄光の御座の前に立つその日まで、神様の恩寵が皆さんとともにありますよう、主の御名によって祝福して祈ります。愛そのものであられる神様、大いなる偉大な神様、いつくしみ深い神様、この教会を建てて導かれる神様に、もう一度すべての感謝と栄光をお帰しいたします。
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