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Title
勉強がよくできる秘訣 (7)
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
ヤコ 3:17-18, 箴9:10
Date
2011-03-20
[本文]
[ヤコブ3:17-18]
「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。義の実を結ばせる種は、平和をつくる人によって平和のうちに蒔かれます。」
[箴言9:10]
「主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。」
[序論]
愛する聖徒の皆さん、虫めがねで太陽の光を一つの焦点に集めると、紙を燃やすほどの力になります。ある有能な企業のコンサルタントによると、人の集中力もこのような驚くべき力を発揮するそうです。特に集中力は、皆さんの潜在力、すなわち、神様が皆さんに植えつけられた隠れた能力を引き出します。この潜在力を最大限に発揮すれば、皆さんの持ち場で最高になれます。
皆さんの夢は何でしょうか? 「その夢を必ずかなえよう」という覚悟で、この時間伝えるメッセージを実践してみますように。そうすれば、虫めがねを通過した光が一点に集まるように、皆さんの心と思いも一か所に集中するでしょう。驚くべき集中力を発揮して、自分の持ち場で神の栄光を現わしますよう、主の御名によって祈ります。
[本論]
マンミンの子どもと聖徒の皆さん、「勉強がよくできる秘訣」七回目です。きょうは前回に続いて、雑念をなくすための方法を調べてみます。
雑念をなくすためには第一、記憶装置に真理に逆らうものを入力させることを避けなければなりません。前回に真理に逆らうものを入力させる代表的な二つ、すなわちテレビとコンピュータを使うことを自制する努力が必要だと言いましたね。皆さんが真理に逆らうものをそれ以上入力しないためには、良い友だちとつき合う努力もしなければなりません。友だちを通して真理に逆らうものに接して、入力する場合も多いからです。マンミンの子どもたちが友だちの中で健全なつき合いをリードできるなら、もっとよいです。
また、一生懸命に勉強して、時々休む時も、映画館やインタネットカフェなどが集まっている盛り場は避けなければなりません。その代わりに、自然に接する公園や教養を積む博物館、音楽会などの健全なところに行くほうがよいです。
雑念を遮断するには、結局、断つべきものをきっぱりと断つ決断と努力が必要です。自分で心を守ることが難しければ、親に助けを求めますように。また、一日に時間を決めてこまめに祈って、一週間に一食でも定期的に断食をするなど、神様に恵みと力を求めてみてください。神様が必ず助けてくださいます。聖霊に満たされれば、自制する力がついて、世のものに接したい心がだんだん弱くなります。
また、皆さんを守る御使いが「ご主人様、真理だけ見て聞いてください」と頼む声が心にもっとはっきりと感じられます。[ヘブル1:14]に「御使いはみな、仕える霊であって、救いの相読者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。」とあります。神が遣わしてくださった皆さんの御使いは、このように皆さんを闇から守ろうといつも切に頼んでいます。「私にはできない」と言ってチャレンジさえもしなかったり、努力もしないで、見てはいけないものを見て、聞いてはいけないものを聞く姿は決してあってはいけません。
聖徒の皆さん、子どもの皆さん、雑念をなくすためには第二、皆さんの記憶装置から真理に逆らうものを消してください。
これから皆さんは断つべきものは断って、一生懸命に勉強するでしょう。ところが、前に見て聞いて楽しんでいた世のものがふと浮かぶこともあります。真理に逆らうものをこれ以上受け入れはしませんが、前に入力した真理に逆らうものが残っているからです。
こんな時は戸惑ったり、気を落としたりしないで、浮かんでくるものを一つ、二つ、消していけばよいのです。汚染された川を浄化するとき、どうするでしょうか? まずは汚い水がこれ以上入らないように防ぎます。次に、水からゴミや石けんの泡のような汚染物質を取り除きます。それに、きれいな水と酸素、水草など、浄化に役立つものを加えたりもします。
人の記憶装置も、このように浄化すれば、結局きれいになります。まず真理に逆らうものを遮断した後、すでに入力されたものを一つ、二つ、取り除いていきます。これに、真理の知識を満たす作業を一緒にすれば、もっと早く浄化されます。頭の中がすっきりして、これ以上雑念がわきません。
ところが、記憶装置に入力された真理に逆らう知識は、コンピューターのファイルを削除するように、または消しゴムで字を消すように、一気に消されるのではありません。それなら、どうしたらよいでしょうか? 思いと感じを変えていかなければなりません。すると、だんだんかすかになります。子どもの皆さんも、真理に逆らう思いと感じが浮かぶたびに、それを真理の思いと感じに変えていかなければなりません。
たとえば、最近、子どもたちに「性」についての知識がどれほどたくさん入力されているでしょうか。テレビやインターネットから、または友だちから、見て聞いた真理に逆らうものがたくさん入力されます。
最近は世の人の心があまりにも罪に染まっているので、「性」を単に楽しむもの、快楽的なものにしてしまいました。企業は「性」を素材に、刺激的な商品とコマーシャルを数え切れないほど流しています。ドラマや映画のようなマスメディアは、不倫や不法もロマンチックな愛として描きます。また、露出度がすぎた俳優や歌手に「きれいだ。かっこいい」と口をそろえて言います。
こんな環境で育つので、まだ価値観がしっかりしていない子どもたちは、性についてゆがんだ知識と観念を持つようになります。異性を情欲の対象として見ています。非現実的なことを現実として受け入れたりもします。しかも、嫌がってこわがるべき罪をむしろ美しく良いものとして入力します。罪を罪とも思いません。また、性についてのまちがった知識や感じが好奇心や情欲を引き起こします。それで、異性を見ると雑念が浮かぶのです。
したがって、今まで入力した間違った知識と感じを消していかなければなりません。たとえば、男生徒は女生徒に、どう対するべきでしょうか? [第一テモテ5:2]に「年とった婦人たちには母親に対するように、若い女たちには真に混じりけのない 心で姉妹に対するように勧めなさい。」とあります。このように、異性の友だちも、実の姉妹に対するように混じりけのない心で対さなければなりません。
自分の姉や妹が顔も知らない男の情欲の対象になるなら、どれほど心が傷つくでしょうか。主にあって家族である姉妹たちも、同じように大切に思って、守ってあげる皆さんにならなければなりません。
また、自分の心にある異性への情欲と快楽は「地獄のうじのように汚い」、このように心から嫌って、ぞっとしなければなりません。これは大げさな表現ではありません。実際に、この情欲と快楽は人の魂を死に引いていく主犯だからです。また、勉強する時間を奪って、皆さんの尊い夢を破壊する強盗のようなものです。
皆さんが、性についての好奇心や異性への誘惑を退けるのに役立つようなたとえを挙げましょう。映画を見れば、こんな話がたくさんありますね。男の主人公がある女性にひと目で恋に落ちます。ある日、その女性が実は自分の命を狙う化け物だと知ってびっくりします。ある映画では、女性の主人公が、自分だけを愛してくれる素敵な男だと思って、その人に自分のすべてを与えます。ところが、彼は実は自分の血を狙っていたバンパイヤだったのです。
快楽を目的に異性と付き合うことは、まさにこのような化け物に自分を与えることであり、また自分も相手にとってこんな存在になることです。相手を地獄の永遠の死に引いていくことだからです。どれほどぞっとすることでしょうか。ですから、いつも目を覚まして、真理に逆らうものについての間違った思いと感じを一生懸命に変えていきますように。
この続きは次の時間に伝えます。
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