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主日礼拝 メッセージ > 主日礼拝
主日礼拝
Title
   勉強がよくできる秘訣 (1)  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   ヤコ 3:17-18, 箴9:10
Date
   2011-01-09


[本文]

[ヤコブ3:17-18]
「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。義の実を結ばせる種は、平和をつくる人によって平和のうちに蒔かれます。」

[箴言9:10]
「主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。」


[序論]

愛する聖徒の皆さん、新年も、もう十日近く過ぎました。新年を迎えて、どんな計画を立てたでしょうか? 「今年、これだけは必ずやり遂げなければ」と、自分なりに1年の目標を立てたでしょう。中高校生の場合はほとんどがその目標に「成績が上がること」が入っているでしょうが、はじめに計画したとおり、よく実践しているでしょうか?
きょうから数週間、「勉強がよくできる秘訣」について説教します。中高校生だけでなく聖徒の皆さんも、多くの方が去年の12月25日を起点に、第二の人生を生きておられます。過去に赦されない罪を犯して死の宣告を受け、何の望みも持てずに生きていました。そうするうちに、公義を超える父なる神様の初めの愛によって、奇跡的に死の鎖から解き放されました。そして、新しい人生をいただきました。
それでは、これからどのように生きるべきでしょうか? 長い間、友として生きてきた罪と別れました。また、熱心に罪の性質を捨てています。これからはただ善と真理とだけ友として、生きていかなければなりません。罪を引き抜いた痕跡が残って、からっぽな心を真理で満たして、豊かにしなければなりません。
そして、その心の地に「神のみことば」という種を蒔いて、熱心に育ててみてください。そうすると、皆さんの家庭、職場、事業の場、学校で良い実を結ぶことができます。また、主が下さった務めもよく果たして、豊かな実を結ぶことができるでしょう。神の国のためにアリのように、ミツバチのようにまめに働けば、天国の倉に報いが着々と積まれます。
「何から始めたらいいのか」と悩んでいる方々は、御霊に導かれて新年の目標を立てますように。そして、きょうから伝えられるメッセージに頼って、その目標を必ず達成しますように。
皆さんすべてに2011年、365日、8,760時間が与えられました。すでに200時間以上が過ぎました。[エペソ5:16]に「機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。」とあります。今年残った時間を十分に生かして、天国の富む者になりますよう、主の御名によって祈ります。


[本論]

愛する聖徒の皆さん、「勉強がよくできる秘訣」のメッセージは中高校生だけでなく、聖徒の皆さんにも役に立ちます。今日は、新しい知識が毎日のようにあふれています。世の人は生存競争で生き残るために、絶えず自己啓発をしています。聖徒の皆さんもこんな世の中で生きているので、例外ではありません。会社勤めの方は昇進試験をはじめ、いろいろな資格試験を受けなければなりません。自分の事業をしている方だといって、例外でしょうか? 会社が競争力を持つためには、新しい情報を集めて、新技術を熱心に身につけなければなりません。専業主婦なら、勉強しなくてもよいでしょうか? 子どもを正しく養い、教育するためには、時には子どもより一生懸命に勉強しなければなりません。おいしい料理の作り方も、つましく賢く暮らすためにも、よい情報もたくさん知らなければなりません。
このように「勉強がよくできる秘訣」はいろいろなところで役に立ちます。何よりも皆さんの信仰生活にとって、とても役に立ちます。皆さんは教会の務めがあってもなくても、みなが神の国の働き人です。力ある働き人になるためには、絶えず自分を鍛えて磨いていかなければなりません。霊的な知識と能力を備えることはもちろん、御霊に属する肉の分野も、まめに備えなければなりません。みことばを知識として武装しなければなりません。レビ族として、または特別な賜物をもって仕える方々は、使命をもっとよく果たすために、各分野の知識を積んで、実力を育てなければなりません。
聖徒の皆さんも、世界的な教会の聖徒である分、外国語で簡単な挨拶でもできたら、どんなによいでしょうか。きょうから伝えるこのメッセージを確かな秘訣と信じて、そのまま活用するなら、成功の近道に導かれるでしょう。何を目標にしても、必ず達成できます。

愛するマンミンの中高校生の皆さん、勉強がよくできたいでしょう? ところが、ひょっとして「おもしろくないし、つらい勉強をなんでしなければならないの」と、疑問をいだく人がいるでしょうか? または「信仰生活だけ一生懸命にして、再び来られる主を迎えたらいいんじゃない?」こう思っている人がいるでしょうか?
この教会の中高校生はほとんど、なぜ勉強を熱心にしなければならないのか、よく知っています。それでも、こんな疑問がすっきり解けるように、まず勉強をなぜしなければならないのか、その目的について一緒に考えてみましょう。
このごろの子どもたちに「勉強はなぜしなければいけないのでしょう?」と聞くと、どう答えるでしょうか? 皆さんも一度考えてみますように。ある教育評論家によると、「叱られるかもしれないから」という答えが多いそうです。多くの子どもたちが勉強しなければならないから、しろと言われるからと、義務感からすることが多いのが現実です。まことに悲しいことです。親をはじめ、おとなの責任が大きいです。
中高校生の皆さん、勉強は誰かがさせるからするのではありません。ほかの人のためにするのでもありません。勉強はまさに皆さん自身の幸せのために、皆さんが進んでするものです。
昔は、それでも真理を探究するために勉強する人が多くいました。「どう生きてこそ正しく、幸せに生きられるだろうか?」自分なりにこのような意味のある質問を投げかけて、その答えを得るために勉強しました。ところが、時が流れるにつれて、次第に人の関心が「どうしたらもっと安な生活、物質的に豊かな生活ができるだろうか」に変わっていきました。
最近の子どもはほとんどが名門校に進学するため、高い収入が保証される職に就くために勉強します。しかし、問題は、そういうところはその門が狭いので、熾烈な競争が伴うという点です。良い意味の競争は互いに刺激を与えて発展もしますが、度の過ぎた競争はむしろ子どもに否定的な影響を与えます。勉強を負担に感じたり、友だちを競争相手としてだけ意識するようにします。
特に韓国は教育熱が高いので、親が子どもに心理的に大きい負担を持たせる場合もよくあります。勉強によるストレスに勝てなくて、うつ病に悩まされて自殺する、極端な場合もあります。
マンミンの中高校生の皆さん、ご両親の皆さん、ですから、勉強がよくできる秘訣を知る前に、まずは勉強の目的を正しく立てなければなりません。勉強は子どもの幸せのためにしなければならないと言いました。それなら、神様を信じる子どもにとって、最高の幸せとは何でしょうか? それは、勉強の目的を神の栄光を現わすことに置くことです。
感謝なことに、マンミンの中高校生は賢くて、ほとんどが勉強も神の栄光を現わすためにしています。まことの信仰があるから、神の栄光を現わすことがどんなに価値があるのか、そのような生き方がどれほど幸いなのかを知っているからです。
実は、私たちがこの地上で生きている間、何をするにも、その目的は神の栄光を現わすことなのです。[第一コリント10:31]に「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現わすためにしなさい。」ととあります。このように、主にあって勉強の目的をしっかり立てるなら、幸せな人生が確かなものになります。私たちの神様は子どもたちによって栄光をお受けになると、その子どもたちも栄光を受けるようにして、祝福される良いお方だからです。
それなら、皆さんが神の栄光を現わすために勉強を熱心にすれば、どんな栄光を下さるでしょうか? [申命記26:19]に「主は、賛美と名誉と栄光とを与えて、あなたを主が造られたすべての国々の上に高くあげる。そして、約束のとおり、あなたは、あなたの神、主の聖なる民となる。」とあります。
皆さんが今すぐ良い成績が出せないこともあり、積んだ知識と磨いた才能を生かして、今すぐ神の栄光を現わせないかもしれません。もしそうであっても、熱心に勉強すれば、そのこと自体で神様は栄光をお受けになります。
たとえば、皆さんがいつも着実に勉強している姿を見せると、世の友だちが「信仰を持っている人はやっぱり違うな」と感じます。[マタイ5:16]に「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」とあります。このみことばのように、熱心に勉強する皆さんの良い行ないを見て、周りの人は神様をあがめます。そして、皆さんが神様の恵みをいただいて強くされ、自分の能力以上に勉強ができたなら、これを通してでも神様はあがめられます。「神様を信じれば、勉強もよくできるんだな」と世の人も神様を認めるからです。
これとともに皆さんも認められて、ほめられます。神様も、皆さんの道が栄えるように導いてくださいます。時に応じて必要なものを満たしてくださるなど、祝福されます。天国にも報いを積んでくださいます。長老、勧士、聖歌隊、セルリーダーだけでなく、主にあっては中高校生も務めと言えるからです。勉強が皆さんの使命なのです。
皆さんはまだ勉強しているので、おとなのようにたくさん献金をささげたり、多くの時間をささげて仕えることはできません。代わりに自分のすべきことをするなら、神様はこれを喜んでお受けになって、祝福して報いてくださるのです。
もちろん、これが教会での会長、セルリーダー、聖歌隊のような使命はおろそかにして、勉強だけがんばればよいということではありません。できるものなら、主が下さった務めも熱心に果たして、報いをもっとたくさん積んだらよいでしょう。また、すべきことである勉強はなおざりにして、教会の使命だけ果たすことも、神様のみこころではありません。勉強する時には熱心に学んで身につけ、未来に備えることがみこころであり、摂理です。
[伝道者3:1]に「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。」とあります。木だけを見ても、これがわかります。若い木にあまりにも早く実がなってしまうと、中身が詰まっていないだけでなく、木もまともに生長しにくいです。まずは根と幹がしっかりして、葉も生い茂っている木に成長しなければなりません。花もぱっと咲かせなければなりません。それから時になって結ばれた実でこそ、中身がぎっしり詰まっていて、木にも無理が行かないのです。
皆さんも同じです。今は実を結ぶ備えをしている時期です。栄養分をきちんと取って、体が丈夫に育つようにしなければならないし、知識といろいろな経験、訓練を通して、内面も成長しなければなりません。このように成長期には熱心に学んで身につけて、内と外もよく成長することが大切です。そうしてこそ、神の国にとって柱のように用いられるしっかりした材木になれます。
ですから、皆さんが主が下さった使命を果たすとしても、まずは、自分のすべきことをしながらするのが、まことに使命を果たすことです。このように忠実に仕えるとき、神様も完全な報いと祝福を与えてくださるのです。

愛するマンミンの中高校生の皆さん、皆さんが見ても、神の栄光を現すために一生懸命に勉強している友だちは本当に幸せそうでしょう。勉強ができれば、神の栄光を現わせるだけでなく、自分の夢がかなえられるので幸せです。勉強が夢をかなえる手段だとわかった瞬間、勉強についての感じが違ってきます。
たとえば、本教会には外国からのお客様がたくさん訪問されます。この方々と話がしたくて、外国語の勉強を熱心にしている中高生が多いです。この動機が、宣教師になって福音を伝えるというビジョンに発展したりもします。夢をかなえるために勉強すると、このように新しいことを学んで身につけることが難しいだけではなく、楽しいです。
また、私たちの教会には賛美の働き人になって、神の栄光を現わしたいと慕っている中高生も多いです。彼らは歌、楽器、舞踊などの芸能分野を熱心に勉強して、才能を磨いています。このほかにもマンミンテレビ、秘書室、WCDNなど、それぞれ慕っている部署を目指して勉強している中高校生がたくさんいます。牧者に喜ばれようと、熱心に勉強している人もいます。成績が上がれば、私のところに来て、うれしそうにそれを伝えます。すると私も一緒に喜んで励まします。
最近は、暮らしに困っている中高校生に勉強に必要なコンピュータや電子辞典などをプレゼントしたら、うれしくてもっと勉強する人がぐっと増えました。また、熱心に勉強する子どもは勉強そのものが楽しいです。自信と充実感、達成感があるので、楽しくて幸せです。


[結論]

愛する聖徒の皆さん、中高校生の皆さん、次からは、本格的に勉強がよくできる秘訣をお伝えします。きょうは何週間か前に「万民ニュース」に載せられたある証しを読んで、メッセージを終えます。「私のような人も変えられて、夢のようです」(高校3年1機関)チョ・ヨンウン姉妹の証しです。
「私は中学校に入ってから思春期が始まって、親について教会に通ってはいましたが、信仰生活はしていませんでした。友だちが私の人生のすべてだったので、夜遅く家に帰って、親にずいぶん心配をかけました。お化粧して、カラーコンタクトをつけたり、超ミニスカートをはいたりして、よく歩けもないくせに10センチのハイヒールを履くのは普通でした。カラオケ、インターネットカフェに入りびたって、主日とは関係なく生きていました。家族が教会に行った隙に、コンピュータやテレビを見たり、友だちを呼んで一緒に遊んでから、大礼拝が終わる頃に合わせて教会に行きました。親が「礼拝ささげたの」と確かめるたびに、かえって腹を立てて、ささげたと反抗までしました。ですから、夕方礼拝をささげるのだと座ってはいても、メッセージが心に入ってこなかったのです。友だちとおしゃべりをしたり、携帯を使ったりして、ひどい時はうつ伏せになって眠ったりもしました。
ところが、「2010年中高校生夏のキャンプ」の時から、心が変えられ始めました。キャンプファイヤーをしながら悔い改める時間には、友だちと抱き合っておいおい泣きながら、天国に行かなければと思いました。『私たち絶対変えられよう!』と、友だちと互いに心を固めた後からは、礼拝時間に説教の言葉が聞こえ始めました。『こんなにすばらしいメッセージもあったんだ!』と思いました。私はメッセージを聞きながら『神様のみことばどおりに生きなきゃ!』と決心して、過去の罪を悔い改める心で三日の断食祈祷を二回、五日の断食祈祷を一回ささげました。三日断食の間は、堂会長先生が3週間祈りの家におられましたが、私に対して寛容を尽くしてくださったその愛に感謝して、とてもお会いしたくて、ずいぶん泣きもしました。このように悲しむ心で悔い改めの手紙を書いて堂会長先生に送り、とりなしの祈りをお願いしました。
ちょうどその日、二回連続特別ダニエル徹夜祈祷会で祈りましたが、ものすごい恵みが臨みました。夜9時に使徒信条で信仰告白をする時から、11時40分の主の祈りまで、魂を砕いて罪を告白する恵みが臨んで、初めから終わりまで涙を流しました。『父なる神様と主はもちろん、牧者の心をどんなに痛めたのか! 地獄に行くしかなかったのに…。』その涙は頬を伝って流れ、心まで濡らしました。そして、毎週ミニいやしの集会で、私たちが世と友になって罪を犯すのをもどかしく思って、堂会長先生が涙を流しながら祈ってくださるとき、とても申し訳なかったのです。また、地獄に向かっていく私たちを救えさえするなら、自分の命までも喜んでささげると言われたことに涙を流して、もっと心を固めました。
すると顔の霊的な光が違ってきて、心が新しくなりました。各種の礼拝が待ち遠しくなったし、心を込めて用意した清潔な洋服を着て、神様の前に出て礼拝をささげるなど、完全に主日を守りました。自然に学校生活と言葉遣いも変わりました。前は遊ぶために欠席もして、学校は友だちに会うために行っていましたが、今は頑張って勉強するから、成績もぐんと上がってクラスで2番になりました。」
時間の関係でここまでにします。中高校生と聖徒の皆さん、皆さんが今までどんな姿で生きてきたとしても、それは過去のことです。皆さんは新しく生まれました。寛容を尽くして待ってくださった神様の愛と期待のまなざしを忘れませんように。この愛をしっかり刻んで忘れないなら、勉強をはじめ、どんなことも新しく始められます。私も皆さんに期待しながら、祈りで支えます。皆さんすべてが爆発的な神の力ある働きの頼もしい支援軍になりますよう、主の御名によって祝福して祈ります。

 
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