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Title
2014年新年祈祷課題 (4) - 再創造のみわざ
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
創世記1:3
Date
2014-01-05
[本文]
[創世記1:3]
「神は仰せられた。『光があれ。』すると光があった。」
[序論]
愛する聖徒の皆さん、全世界と全国の1万余りの支教会と支聖殿の聖徒の皆さん、全世界でインターネットで礼拝をささげているすべての聖徒の皆さん、GCN放送の視聴者の皆さん、教会学校の子どもの皆さん、きょうは2014年、新年最初の主日です。
新年の朝が明けてくる風景を見たことがあるでしょうか? 元日の朝日は他の日とは全く違うように見えます。その理由は何でしょうか? それは、それを見る人の心が普段と違うからです。「新年を迎えたから新たに始めよう」「今年はいいことがいっぱいあるだろう」こういった覚悟と希望が心を新しくするから、視野も視覚も違ってくるのです。
このように心が新しくなれば、神様の御前にささげるすべて、すなわち、礼拝と祈りと賛美、忠実に込めてささげる香も変わります。1年52週間、たゆまずこのような香をささげるなら、御霊に属する心に変えられることができます。聖徒の皆さんすべてがこのような祝福を受けますように、主の御名によって祈ります。
きょうは、父なる神様が下さった四番目の祈祷課題についてお伝えします。タイトルは「再創造のみわざ」です。これは、この教会の「神の力ある働き」のための祈祷課題です。
「神の力」は人の子らに向けられた神様の「愛」です。[第一テモテ2:4]に「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。」とあります。聖書の記録を調べてみると、神様はご自分の力で数えきれない魂に、創造主の神と救い主イエス様に対する信仰を植えつけてくださいました。特にこの終わりの時、神様はその力で数えきれない魂に救いの道を大きく開いてくださるでしょう。
この働きのためにいっしょに祈っている皆さんはまことに幸いな方々です。また、結果的にこの神の力の恩恵は、皆さんひとりひとりに帰っていくでしょう。きょうのメッセージを聞いて、祈るべきことを心に働きかけられて、1年間熱く祈ってくださいますように。そうして皆さんを通してさらに多くの魂が救いに至りますように、力ある主イエス・キリストの御名によって祈ります。
[本論]
愛する聖徒の皆さん、視聴者の皆さん、まず、再創造のみわざとは何かについて説明いたします。再創造のみわざとは、すでに創造されたものを変えたり、新しく造っていくことを意味します。
もちろん、これはあくまでも神の国の公義を曲げない範囲内のことだけが可能です。創造主の神はこの世界を造られ、世界が一定の原則と秩序に従って動くようにされました。世のすべてのことはこの原則と秩序、すなわち、公義に従ってなされるのです。
ところが、皆さんは今まで、この原則と秩序に外れているようなことをたくさん見ました。たとえば、人の体の死んだ神経や細胞は生き返らせることはできません。また、太陽と月が動く周期を変えることもできません。しかし、聖書には記されています。イエス様は葬られて四日も経ったラザロを生き返らせたし、ヨシュアは太陽と月がとどまる神の力を引き起こしたと記されています。これらのことがまさに創造されたものを変えたり、新しく造っていく再創造のみわざです。このようなことは、私たちが知っている世の法則と創造の秩序から外れたことのように見えます。人の常識では理解できない、ありえないことです。
ところが、これらのことを始め、聖書に記された驚くべき奇しいことはみな事実であることを、私たちは信じています。それは、私たちがこのようなみわざを、日常の中で体験したからです。毎年、トンボが普通より早く現れて、聖殿と皆さんの家、またキャンプ場の害虫を退治してくれたりします。人を怖がるトンボが、皆さんのからだには親しげに止まるのです。また、数多くの方が死んだ神経が生き返って、手足の感覚が戻り、マヒが解ける体験をしました。
去年の夏のキャンプでは、とうていやむはずのない雨がやむ「不思議」をじかに見ました。自然の摂理に従うなら、黒雲は土砂降りの雨を降らせます。ところが、キャンプ場を覆っていた黒雲は、私が切に祈ると、一瞬にしてぽーんと穴があいて、すぐ雨がやんだのです。それもちょうど教育場所の大きさほどの穴が開いたのです。
愛する聖徒の皆さん、父なる神様はすでに開拓の時から、このような再創造のみわざを数えきれないほど見せてくださいました。ところで、最近数年間は、その次元が驚くほど違ってくるのを見ました。そのスタート時点はいつでしょうか? それは、私たちがオーロラの光と呼んでいる「初めの光」を見せてくださった後でした。初めの光に続いて「初めの声」が本格的に発せられながら、再創造のみわざはさらに驚くほど起こっています。
この初めの光と声が何かは、創世記講解で説明いたしました。きょうの本文[創世記1:3]を読むと、「神は仰せられた。『光があれ。』すると光があった。」とあります。この光がまさに初めの光で、「光があれ。」と仰せられたその御声が初めの声です。
神様はもともと声を帯びた光として全宇宙空間におられました。人間耕作のために三位一体の神になって、かたちをとられる前まで、です。このように声を帯びた光としておられた時の光と声を、それぞれ初めの光と初めの声と呼びます。神様はこの初めの光と声で天と地を創造され、人を造られました。
それで、神様は私に神の力の段階を高くしていく訓練を受けることを許されて、初めの光と声で再創造ができる次元まで導いてこられました。したがって、初めの声を完全に発するほど、さらに驚くべき再創造のみわざが現れるのです。
愛する聖徒の皆さん、ところで、あらゆるしるしと不思議の中で、再創造のみわざの最高次元は何でしょうか? 不治の病がいやされるみわざでしょうか? ハリケーンを退ける不思議でしょうか? でなければ、死んだ人が生き返るしるしでしょうか? それは他でもない、死んでいた霊を生き返らせるみわざです。
最初の人アダムは罪を犯し、これによってその霊が死んでしまいました。「霊が死んだ」とは何のことでしょうか? それは体が死んだ時のように呼吸が止まって、結局、朽ちてなくなってしまうことではありません。霊が活動をやめて、神様と交われなくなった状態のことです。これがすなわち霊の死なのです。
このように死んでいた霊は、主を救い主として受け入れて聖霊を受ければ、生き返ります。[創世記2:17]で、神様ははっきりと仰せられました。「しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と。また、[ローマ6:23]に「罪から来る報酬は死です。」とあります。このみことばからわかるように、罪人は必ず死にます。
ところが、罪のない主が代わりに死なれることで、もう一度いのちを得られる道が開かれたのです。十字架で私たちの代わりに罪の代価を払ってくださったので、主を救い主として受け入れれば、生き返れるようになりました。[ローマ6:23後半節]に「しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」とあるとおりです。
ところで、この終わりの時は、人が主を救い主として受け入れることがとても難しい時代です。つまり、死んでいた霊が生き返るみわざが珍しくなった時代なのです。皆さんが身で感じているように、世が罪と悪でぎっしり詰まってしまったからです。死んだ「霊」の代わりに主人の役割をしている「たましい」が敵である悪魔・サタンに完全に捕われて生きているからです。
深刻な問題はこれだけではありません。かろうじて救われてその霊が生き返った人まで、再び堕落することが多いのです。[ヘブル6章、10章]の罪と知っていながらことさらに犯し続けることと、[マタイ12章]の聖霊を冒涜し、逆らい、汚すことがその代表的な例です。
こんな人々は良心が麻痺して罪責感も感じられないだけでなく、御霊のうめきを聞けません。生き返った霊が再び死んでしまったからです。このように主を十字架にかけて恥辱を与え、また聖霊に逆らって冒涜した人たちを、どうやってもう一度生き返らせることができるでしょうか。聖書にも、彼らのために罪の赦しを願うなと書いてあります。「死に至る罪に赦しはない」、これが、神様が初めに創造された原則です。
ところで、皆さん、一度考えてみてください。主を知らない世の親も、子どもが不治の病で死にかけていると、手段を選ばないで子どもを助けようとします。または、子どもが大きい罪を犯して、世の人たちに「獣にも劣る」と後ろ指をさされても、親だけは子どもをかわいそうに思うのです。
ですから、いつくしみ深い父なる神様のお心はどうでしょうか? すでに地獄行きの判決を受けて、死に至るしかない子どもでも、何としてでもいのちを与える道を探したいと願われるでしょう。それで、公義をはるかに超える愛を私たちに施してくださいました。つまり、この教会に「再創造のみわざ」という驚くべき恵み、死んでしまった霊を生き返らせる恵みまで施してくださったのです。
死んでいた霊が生き返るしるし、これがまさに再創造のみわざの中で最高の次元のみわざです。これはもちろん、まだ救われていない世の人たち、すなわち、たましいと肉が罪と悪にひどく染まって、主を受け入れなかった人たちに向けられたものでもあります。
この恵みのゆえに今どんなことが起きているでしょうか? 全世界のあちこちの死にかけていた魂が主を受け入れています。「神はいない。人生を楽しめ」と大々的に宣伝している地域でも、麻薬と性的な堕落で乱れた都市でも、偶像礼拝にふけっている地域でも、主を受け入れることで死んでいた霊が生き返る奇蹟が起こっています。
[資料画面―海外の各地で開かれた集会]
また、イエス様を十字架にかけたところ、すなわち、イスラエルでも、霊的ないのちが生き返るみわざが起きています。
また、皆さんの身近では、どんな奇蹟を見ているでしょうか? 地獄行きの判決を受けて、自分で自分をあきらめたまま、恐れながら生きていた若者たちが生き返りました。20年以上、いやいやながら教会に行ったり来たりしていた人が、聖霊に満たされて毎日祈る人に変わりました。
どうしてこんなことが起こりえたのでしょうか? まさに初めの光と声が彼らの自由意志を曲げたので、できたのです。初めの光と声が神様の愛の前に自らひざまずくようにしたのです。
この自由意志を曲げる神の力の次元は、私たちがすでに数年前から切に祈ってきた課題です。ところで、去年はその次元がまた変わったのが身で感じられました。今年はその次元がさらに変わるでしょう。これを信じて、皆さん自身がこのような神の力の恩恵を味わうことを慕って、さらに熱く祈りますように。
それなら、創造の秩序を曲げるように見えるこの再創造のみわざが、どうやって起こりえるのでしょうか? 再創造のみわざは、神様の公義を曲げない範囲内で可能だと言いました。イエス様が死んだラザロを生き返らせたことは、公義にふさわしいことだったでしょうか? そうです。死んですでに腐っているからだが生き返ることは、この地上では不可能なことです。しかし、この地上より次元が高い霊の空間ではできます。
イエス様は創造主であられます。この地上、すなわち、第一の天はもちろん、霊の世界に当たる第二、第三、第四の天も造られました。つまり、イエス様はすべての天の主であられます。[ネヘミヤ9:6前半節]に「ただ、あなただけが【主】です。あなたは天と、天の天と、その万象、地とその上のすべてのもの、海とその中のすべてのものを造り、」とあるとおりです。
このようなイエス様は人となってこの地上に生まれ、人の子らのためにご自分を完全に犠牲にされました。また、ただ神様の栄光のために、ただ神様のみこころに従って、すべてのことを行われました。このようなイエス様が命じられると、初めの声が発せられて、初めの光が臨みました。これによってラザロが生き返ったのです。これが公義に最もふさわしい再創造のみわざでした。
この終わりの時にも、神様はこのような再創造のみわざが現れることを許されました。人の子らをあまりにも愛しておられるからです。もちろん、そうなるまで、私たちに公義を満たす過程を経るようになさいました。つまり、ものすごい犠牲を払うようにされました。しかし、これによって現れる再創造のみわざも、ものすごいです。
父なる神様はもっと多くの魂を救うために、私が世界の政治と経済の流れを変える訓練を受けるようになさいました。政治と経済を左右することさえできるなら、これによって、国々の王たちと大物たちに生きておられる神様を伝えることができます。そうなると、彼らが世界に及ぼす影響力と世間の耳目を集める能力を通して、世界の国々と民族に主の御名を広く伝えることができるのです。
また、神様はご自分の力とともに、魂の救いの働きに大きい力となる財政を、彼らの手を通して注いでくださるでしょう。これによって、GCN放送とハンカチの働きなどで、聖潔の福音が全世界を覆うようになるのです。
[エゼキエル37:5-6]に「神である主はこれらの骨にこう仰せられる。見よ。わたしがおまえたちの中に息を吹き入れるので、おまえたちは生き返る。わたしがおまえたちに筋をつけ、肉を生じさせ、皮膚でおおい、おまえたちの中に息を与え、おまえたちが生き返るとき、おまえたちはわたしが【主】であることを知ろう。」とあります。
罪がはびこっているこの終わりの時、この幻が現実になるでしょう。干からびた骨、すなわち、主を受け入れられなかった人たちの死んでいた霊が生き返るみわざが繰り広げられるでしょう。この教会と私を通して、神様の初めの光と声がさらに完全に発せられるほど、さらに多くの魂にいのちを与えることができます。
それなら、皆さんはこの再創造のみわざのために、どんな祈りをささげなければならないでしょうか?
第一、牧者が公義の量りを十分満たしていけるように祈ってくださいますように。
誰かが代価を払わないなら、再創造のみわざは起こりえません。ところで、その量りを満たすということは、決して楽なことではありません。一瞬の死でこれに代われるものなら、いっそのことそうしたい心が理解できるでしょうか? 私が初めの声を完全に発するための訓練に十分耐えきれるように、切に祈ってくださるようお願いします。
第二は、皆さん自身がこの再創造のみわざの主人公になるために、切に祈ってくださいますように。
皆さんが信じて切に求めるほど、皆さんと家庭、職場でもこの再創造のみわざが現れるでしょう。立ち直れない事業の場が立ち直り、不治の病で生命線を越えてしまった人にも、いやしのみわざが現れるのです。また、かたくなで乾いた心も打ち砕かれて変わります。ですから、皆さんが今年はこのような神の力をさらに慕って、またもっと切に求めますように、主の御名によってお願いします。
[結論]
愛する聖徒の皆さん、もう初めの声で初めの光に命じて、この国はもちろん全世界を大いに目覚めさせる日がいっそう近づきました。楽しみにしているでしょうか? 父なる神様は言われました。驚くべき奇蹟、奇しいわざを現すしるしより大きいしるしは「愛のしるし」だと。結局、魂にいのちを与えて変えさせるものは愛です。
神様は今まで私が受けるようにされたすべての苦しみが、人々にこの愛のしるしを見せるためのものだったと言ってくださいました。この愛のしるしをじかに見た皆さんが、2014年は私とともに再創造のみわざを現す愛の使徒に変えられますように、主の御名によって祝福して祈ります。
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