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Title
2012 年新年祈祷課題(2) - 全世界に叫ぶ教会
Speaker
Bible
使 1:8
Date
2012-01-01
[本文]
[使徒1:8]
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
[序論]
2012年、新しい年が明けました。きょうは新年最初の日であり、最初の主日です。皆さんの顔が他のどの年より幸せそうに見えます。実は、きょうは毎年迎えていた1月1日であり、一週間に一回まわってくる主日なので、新しいことはありません。それなのに、以前とは違う理由は何でしょうか? それは皆さんの関節と骨髄まで新しくなったからです。
数年前までも以前の生活を求めて、罪と悪の中を歩んで、主の尊い血をむなしくしたりもしました。そのうち、急速な霊の流れの中で2年余りの時間をすごしながら、皆さんのほとんどがあらゆる罪と情欲に染まっていた古い人を脱ぎ捨てました。[エペソ4:24]に「真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。」とあるように、本当に新しい人を身に着ました。そして、2010年、新しい年が明けるとともに、新しい人生の前に立っています。皆さんはこれから何のために、どのように生きるでしょうか? きょう、その答えを得られますように。
この時間は新年の祈祷課題第二「全世界に叫ぶ教会」について伝えます。今年も、主日を聖なる日として守るたびに、祝福して守られる父なる神様に、主日ごとに下さるみことばのパンによってたましいに幸いを得ているようにして、永遠のいのちを与えられる父なる神様に、すべての感謝と栄光をささげます。
[本論]
聖徒の皆さん、視聴者の皆さん、まず、今年「全世界に叫ぶ教会」という祈祷課題を下さった背景を説明します。私たちは、はたして何を叫ぶべきでしょうか? 聖潔の福音と神の力を叫ばなければなりません。主がこの終わりの時、霊的に眠っている魂を目覚めさせる使命をこの教会に与えられたからです。
私たちの教会の「いつもの祈祷課題」第二が「民族福音化と世界宣教」です。神様は私を主のしもべとして召されたとき、次のように言われました。「三年間、みことばを武具として身につけてから、山を越えて川を渡って、海を渡って、しるしと不思議を行なうだろう。」このビジョンの上に建てられた教会が私たちの万民教会です。
開拓の前、私は数年間、神様に教会の名前を直接つけてくださいと求めました。これに「万民教会としなさい」と答えてくださったのです。これは「万民に福音を伝える教会」という意味が含まれている名前です。したがって、民族福音化と世界宣教は、万民教会の務めを持っている人で、羊の群れである皆さんすべての使命でもあります。皆さんが迎えた新しい人生のビジョンは、まさにこれであるべきです。
もちろん、皆さんの中には「今までも、ただこのビジョンを実現するために生きてきました」と告白する方が多いです。ところが、これまでは、多くの方の告白がただ「ことば」にとどまるしかありませんでした。全き信仰をもって、真心に変えられなければ、このビジョンを成就することができないからです。
だからといって、神様は皆さんからこの尊い使命を取り上げられたのではありません。皆さんがついにこの使命が果たせるように、緻密に準備してこられました。つまり、使命にふさわしい働き人に養い育てて来られたのです。
このような過程の中で、今までたゆまず、民族福音化と世界宣教の基盤が整えられました。特に2000年以後、神様は世界宣教の門を大きく開かれ、聖潔の福音と神の力を世界宣教の主要拠点に集中的に伝えるようにされました。
しかし、民族福音化と世界宣教のまことのスタートは今年「2012年」です。今はソドムとゴモラが滅ぼされた時より、正しい人を見つけることが難しい時代です。70億以上の数え切れない魂が霊的に暗闇に捕らわれて、深く眠っています。今日、光と塩となるべきキリスト教が世の人にかえって排斥されています。
反キリストの勢力は「神はいない」という衝撃的なスローガンの下、福音の基地だったヨーロッパから、だんだん信仰の火種が消されるようにしてきました。今は全世界にその影響力を広げています。
ですから、適当な力を持っている、適当な数の働き人では、この世代を目覚めさせることはできません。爆発的なエネルギー、すなわち、イエス様当時の驚くべき神の力と、初代教会の使徒や聖徒のような力ある働き人が切実なのです。
それで、神様は皆さんひとりひとりの信仰と力量を成長させてこられました。それとともに、私に現れる神の力に限界を定めないで、絶えず大きくして来られたのです。そして、ついに2012年「大々的な宗教改革」が始まる年を迎えるようにされました。
聖徒の皆さん、父なる神様がこの年を迎えるまで、どれほど緻密にすべてを準備されたのか、しばらくその過程を調べてみましょう。
神様はすでに2010年を「第三の跳躍期」の元年で「刈り取る年」だと言われました。この時、聖徒の胸は「これから本当に蒔いたものを刈り取るんだ」という期待でふくらみました。ところが、人の思いとは違って、神様は「信仰の量り」という祈祷課題を与えられて、それぞれの信仰を徹底的に点検するようにされました。各人の罪と心の深くにある罪の性質まで、一つ一つ現してくださったのです。感謝なことに、12月25日、特別な恵みの機会を下さって、過去の罪と過ちを赦してくださいました。
このような過程を通して、信仰の一段階とも言えない人から一段階に引き上げられました。一、二段階の信仰は三段階以上の信仰に引き上げられました。老若男女を問わず、聖徒はこのような流れの中で自発的に「新しいエルサレムへ行く運動」をしながら、信仰の成長のために努めました。少なくとも「行ない」として罪を犯さないために、役に立たない世のものを断って、みことばと祈りに励んで、信仰の基礎を固めました。
神様はその次の年、2011年には、さらに大きい恵みを注いでくださいました。信仰の三段階から、さらに進んで信仰の岩の上に立って、御霊の歩みに入るように導かれました。5月にはオーロラの光、神の初めの光を教会に取り巻いて見せてくださいました。6月には三回の特別いやし集会を、7月には機関長教育を施されました。このような時間を通して、多くの聖徒が短い時間で信仰の岩の上に立ちました。長い間、御霊の歩みの手前で止まっていた働き人が御霊の歩みに入って、全き聖なるものとされました。
2011年の第二の祈祷課題が何だったでしょうか? それは「神の栄光を現す子ども」でした。この祈祷課題に答えられるために、神様は初めの光、オーロラの光を与えられて、聖徒に力を加えてくださいました。これによって多くの聖徒が楽に悪を捨てて、霊的にまぶしい成長ができたのです。こんな過程がなかったら、「第三の跳躍期」は有名無実だったでしょう。
刈り入れる時になって畑が色づいていても、収穫する働き手が数人しかいないなら、どうして全部刈り入れることができるでしょうか? 父なる神様はすべてのことをあらかじめ知っておられたので、この恵みの波を備えておかれたのです。
「宝の中の宝は信仰」というメッセージで開拓礼拝をささげるようにされてから今まで、父なる神様は真心を耕した人に臨む全き信仰が持てるように、時によって試みと試練を受けることを許して、細やかに導いてこられました。この2年は他のどの時より強く働かれました。
聖徒の皆さん、イエス様は霊的に無知な弟子たちを召して教えられました。弟子たちが殉教に至る使徒になるまで、献身と忍耐と愛で養われました。時には、彼らの信仰が小さいことに涙も流されました。主は今も神の御座の右で求め続けておられます。この地上に来られて、私たちとともにおられる聖霊様は、言いようもない深いうめきによってとりなしておられます。
その上、神様は今日、皆さんのために立てられた牧者を通して、犠牲の公義を現されました。指の骨折、声帯結節、気力を使い果たしたこと、胃腸の機能が止まる出来事などを通して、今まで教えてくださった全き信仰を、今は心に耕せるように、信仰の手本になるようにされました。
多くの方がこれを通して真心、すなわち、まことの愛とまことの信仰が持てたと告白されました。このすべてのことが働いて、今日、皆さんが聖別された主の兵士として生まれることができたのです。もちろんこの旅路は楽ではありませんでした。しかし、全世界に叫ぶ教会の働き人として備えられたことが、どれほど大きい栄光なのかご存じなので、ただ感謝するだけでしょう。
これから多くの人が押し寄せてきて、カナン聖殿をぎっしり満たすでしょう。父なる神様は皆さんに、彼らを救いへと、新しいエルサレムへと導く使命を与えられました。これは、皆さんが永遠の天国での人生を備えるように与えられた幸いな相続地です。影のようで、霧のような束の間の人生が消えた後、とこしえに続く天国の暮らしで、より多くの地と報いを受けるようにされる愛です。
愛する聖徒の皆さん、本文[使徒1:8]を見ると、主が天に上げられる前に、次のようなことばを残されます。「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
主の愛を知っているので、本当に主を愛した人は、聖霊によって強くされて証人となる生き方をしました。皆さんも主の恵みと愛、父なる神様の愛を心で感じているので、また新しいエルサレムに一緒に入りたい牧者の心を知っているので、これから皆さんのいるところで証人となるでしょう。聖潔の福音と神の力を叫ぶでしょう。
皆さんが神のことばを伝えるとき、聞く多くの人が聖霊によって悟られるでしょう。また、ただ創造主の神だけがまことの神であられることを知るでしょう。神様だけがおできになられる神の力、主イエスの御名によってだけ現れる神の力によって、いやされて喜んで走るでしょう。また、神の力が現れる賛美が彼らの耳に響くとき、聖霊に感じて動かされて、天国の美しさを感じるでしょう。神様を捜してこの教会に来る多くの人は、皆さんが伝える力あるメッセージと愛の祈りによって成長するでしょう。
皆さんの人生を通して、父なる神様の愛とキリストの香りが世界に響くでしょう。皆さんがこの栄光の隊列にあずかるためには、次の三つをよく備えなければなりません。
第一、全世界に叫ぶ教会に属する皆さんは、身分にふさわしい聖なる着物を着なければなりません。
[ローマ13:14]に「主イエス • キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。」とあります。「聖なる着物」とは、きよめられた心です。まだ心に罪の性質が少しでも残っている方は、今年には必ず完全に脱ぎ捨てますように。その時、世の人も皆さんをまことのクリスチャンだと認めて、皆さんの叫びに耳を傾けるでしょう。汚い着物を着続けていれば、いくら叫んでも皆さんの声は虚空に消えるしかありません。人が聞かないだけでなく、敵である悪魔・サタンにからかわれるかもしれません。
聖なる着物は皆さんが主のしもべであり、聖霊の道具だという身分を現します。また、聖なる着物は皆さんを保護します。荒野や険しい山道、どんなところへ行っても、聖なる着物を着ていれば、神様に守られ、確かなものとされます。
今日、「主よ、主よ」と呼んでいる人が多いです。ところが、まことのクリスチャンは着物、すなわち「心」という着物で区分されることを覚えますように。[詩篇110:3]に次のような場面が記されてあります。「あなたの民は、あなたの戦いの日に、聖なる飾り物を着けて、夜明け前から喜んで仕える。あなたの若者は、あなたにとっては、朝露のようだ。」この、胸がいっぱいになる場面の中に皆さんすべてがいますよう、主の御名によってお願いします。
聖徒の皆さん、全世界に叫ぶ教会の聖徒は第二、強い武器を持たなければなりません。
霊的な戦場で、聖潔の福音と神の力を伝えるためには、まず敵である悪魔・サタンの陣を破るほどの強いみことばの剣が必要です。つまり、聖潔の福音を完全に皆さんのものにして、糧としなければなりません。また、祈りを積んで、必要な時に力を引き降ろせなければなりません。
同じように清い着物を着たとしても、みことばを武具として身につけて、祈りを積んだ程度によって、みことばの権威と現れる力が違ってきます。これから、あちこちから渇いた人々がこの教会に働き人を送ってほしいと依頼するでしょう。また、父の国が広がるにつれて、皆さんのすべきことがだんだん多くなるでしょう。その時になって、ゆっくりみことばを勉強したり、祈りを積むことができるでしょうか? ですから、きょうからでもまめにみことばを体系的に勉強して、祈って、力を受けて使命を果たしますよう、偉大なる主の御名によってお願いします。
聖徒の皆さん、全世界に叫ぶ教会の務めを持っている者として、皆さんは第三、心に熱い愛をいだかなければなりません。
[第二テモテ3:1-5前半節]を見ると、この世代の人の姿が、加えたり引いたりすることなく説明されています。今日の人は自分と金、快楽を一番愛しています。情け知らずで、粗暴です。心の戸のかんぬきを固くかけて、神様にも人にも開けようとしません。
こんな心を解かして、かんぬきを外す鍵は「愛」です。私たちのイエス様が救い主になられた条件のうち、一番決定的な条件も「愛」でした。殉教に至った使徒たちと初代教会の聖徒の心にも、自分たちを迫害した人への赦しと憐れみの心がありました。
皆さんの中にも、主の愛、すなわち、赦しと犠牲の愛が、また、聖霊の愛、すなわち、どんな魂であってもその人が救われるまで、新しいエルサレムに至るまであきらめない愛がぎっしりありますように。この愛をもって多くの魂を罪の鎖から解き放ち、自由にしますよう、まことの平安を与える愛の主イエスキリストの御名によってお願いします。
[結論]
愛する聖徒の皆さん、視聴者の皆さん、AD35年、1517年、2012年、この三つの年度には共通点があります。それは、新しい時代を知らせるラッパが鳴った年ということです。
AD35年(だと推定される年に)、ステパノ執事はユダヤの宗教指導者たちの覚醒を促しているうち、殉教しました。これは「キリスト教の迫害の時代」で「リバイバルの時代」のスタートを知らせる信号弾でした。この日の出来事は聖書にキリスト教初の殉教事件として記されました。
1517年、マルティン・ルターは古い教会の聖職者たちの腐敗に逆らって、免罪符に反駁する95か条を発表して、霊的に本当に暗かった中世の宗教改革に火をつけました。
2012年は強い聖霊の働きによって、キリスト教はもちろん、世界万民に新しい時代を開く年です。その具体的な歴史は私たちが書かなければなりません。皆さんが御霊によって祈って、喜んで献身して、大胆に聖潔の福音と神の力を叫ぶとき、眠っている教会が目ざめるでしょう。世界万民が目ざめて、主が再び来られる日を備えるでしょう。
[ヨハネ4:35後半と前半節]で、イエス様は言われています。「さあ、わたしの言うことを聞きなさい。目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています。すでに、刈る者は報酬を受け、永遠のいのちに入れられる実を集めています。」
このように刈り入れる時が近づいてきました。皆さんすべてが叫ぶ者の身分にふさわしい聖なる着物を着て、最高の武器、すなわち、みことばと霊的な力を身に着けてください。心には愛を抱いて、神の力と聖潔の福音を全世界に叫びますように。それで、皆さんが刈り入れるべきものを刈り入れて、将来、主が来られる日、数え切れない魂を実として主の御前に見せられますよう、再び来られる主の御名によって祝福して祈ります。
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