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メッセージ メッセージ > メッセージ
メッセージ
Title
    牧者に現れる爆発的な神の力 - 年新年祈祷課題 4  
Speaker
    堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
    ヨハ 14:12
Date
    2011-01-07


[本文]

[ヨハネ14:12]
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。」


[序論]

愛する聖徒の皆さん、きょうは新年祈祷課題の第四「牧者に現れる爆発的な神の力」について語ります。
聖徒の皆さんは、神が私を用いて神の力を現されるとき、どんな心で見るでしょうか？　さまざまな病気の人がいやされて、わずらいのある人が完全になる時、電話に録音された祈りを始めた時、神がムアンの甘い水を下さった時、神の力が込められたハンカチが与えられた時、また、移動する星、雲が出たり消えたり、多様な形の虹などを見た時、天気が変わって、気温が調節され、トンボが現れた時、聖徒の皆さんがこういうことを初めて見た時は、子どものように喜んで神に栄光を帰しました。それでは、今の心はいかがでしょうか？「いつものことなので」と、当たり前のように思っているでしょうか？
この時間、このような神の力を現すまで、どんな過程があったかを説明いたします。ただ簡単に与えられたのではなく、公義の代価を徹底的に払ってから与えられたことを悟るようになるでしょう。これによって、神の力あるわざを施してくださる父なる神に心から感謝する聖徒の皆さんになるようお願いします。それで、爆発的な神の力を現すとき、心強く後押しして下さるよう、主の御名によってお願いします。


[本論]

愛する聖徒の皆さん、本文[ヨハネ14:12]で、イエス様は「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。」と言われました。
イエス様が神の御子で、キリストであることを本当に信じる人は、イエス様が行なわれたわざを行ないます。またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。真理そのものであるイエス様がこう言われたのですから、これはまことです。
ところが、ここで「それよりもさらに大きなわざを行なう」という意味をよく知らなければなりません。イエス様がこの地上に来られた目的は、救い主として人類を救われることです。このためにイエス様は木にかかって、尊い血を注ぎ出して死なれました。このように、人類の罪を贖われたイエス様が平凡な人でなく、神の御子であることを人々が信じられる証拠が必要でした。それで、イエス様はさまざまな病気の人をいやして、足の不自由な人、歩けない人、目の見えない人、聞こえない人、話せない人のようなわずらいのある人も完全にしてくださいました。死んだ者も生き返らせて、水の上を歩いたりもされました。また、イエス様のおことばに悪霊も聞き従ったし、無生物である波と風も静まりました。
このように、人としては絶対にできない多くの不思議としるしを行ない、ご自分が神の御子であることを現されました。そして、[ヨハネ14:11]で「わたしが父におり、父がわたしにおられるとわたしが言うのを信じなさい。さもなければ、わざによって信じなさい。」と言われました。イエス様が神の御霊によって、このように不思議なとしるしを現された理由は、ご自分が神の御子であることを人々が信じるようにするためです。イエス様が神の御子で、救い主であることを人々が信じてこそ救われるからです。
ところで、イエス様が行なわれた神の力あるわざは、神の子どもたちが信仰によって行なう不思議としるしの「サンプル」と言えます。「サンプル」とは「商品などの質や形状を買い手に知らせるために示す品。また、そのために作った物。」です。
イエス様は神の子どもたちが行なう神の力の多様なサンプルを見せてくださったのです。イエス様が復活、昇天された後、信じる人の心に聖霊が来られました。信じる人々はこの聖霊に助けられて、主が行なわれたわざを行ない、それより大きなわざも行ないます。
サンプル一つがあれば、それと同じ製品を無数に作り出せます。また、そのサンプルを応用して、似た製品を多様に作ることもできます。このように聖霊の働きの中で、時代と状況に応じて、多様な不思議としるしが現れるようになったのです。言いかえれば、イエス様は「信じる者に伴うしるしと不思議」をサンプルとして見せられました。そのサンプルは聖霊の働きによって、数百、数千、数万倍にも現れることができるのです。この時に、誰がどのように行なうのかによって、そのわざは次元が変わってきます。
イエス様は「信じる者には、どんなことでもできるのです。」と言われました。ひとまずイエス・キリストを受け入れて、神の子どもとされた人は不思議としるしが行なえます。ところが、その人の信仰がどんな信仰なのかが重要です。人のほうから認める信仰でない、神が認められる信仰でなければなりません。また、神が認められる信仰も、その深さによって神の力の次元が変わってくるのです。
福音宣教が始まった初代教会の時は、使徒たちによって多くの不思議としるしが現れました。主の弟子たちをはじめ、当時の使徒たちはほとんど、よみがえられた主を直接目撃しました。それで、とうてい主を知らないと言えない、全き信仰が持てました。ですから、脅かされていても、大胆に福音を叫んで、主もその霊でともにおられ、多くの不思議としるしが現れました。その結果、数え切れない人がイエス・キリストを受け入れて、神の子どもとされました。
[使徒の働き2:43と47節]に「使徒たちによって、多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行なわれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」とあります。
使徒パウロはより大きなわざを行ないました。主に出会うたった一度の体験を通して、変わらない信仰を持って、驚くべき神の力を行ないました。さまざまな病気の人をいやすことはもちろん、歩けない人を立ち上がらせたりもしました。
さらに、[使徒の働き19:11-12]には「神はパウロの手によって驚くべき奇蹟を行なわれた。パウロの身に着けている手ぬぐいや前掛けをはずして病人に当てると、その病気は去り、悪霊は出て行った。」とあります。これは神の力あるわざが新しく応用されて現れたと見られます。使徒パウロはこのように驚くべき奇跡を現して、イエス・キリストの福音を熱心に宣べ伝えました。これはローマ帝国の福音化に大いに寄与しました。
今は終わりの時です。人間耕作六千年間、この地上に生まれた人類の三分の一がこの時代に生きています。さばきの時は近づいているのに、罪と悪がはびこっていて、多くの魂が死に向かっています。[ルカ18:8後半節]で、イエス様も「人の子が来たとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」と言われました。それほど今は、救われるほどの信仰を持つこともやさしくない世代です。
しかし、父なる神はこういう時代に生きる魂たちもあきらめられないのです。ひとりでも多くの人を救うために、聖霊の火のようなみわざを備えられました。

愛する聖徒の皆さん、私は終わりの時に向けられた神の摂理にあって主のしもべとして召され、教会を建てました。神を初めて見つけた瞬間から、神が生きておられることを100%信じて、聖書も100%信じました。神のみことばを完全に守り行なって生きると、祈ることは何でもいただきました。主のしもべの道を備える時も、病人のために祈ればいやされました。教会を開拓してからは、驚くべき不思議としるしが絶えず伴いました。イエス様がサンプルとして見せられた不思議としるしが本教会にもほとんど現れました。
そのうち1998、99年の事件をきっかけに、以前より高い次元の神の力を授けられるようになりました。その時に、私が愛していた多くの人が、かえって私を滅ぼそうとしました。しかし、私はその誰も憎んだり呪ったりせず、善と愛をもって対応しました。
そのすべての過程を見守られた父なる神は、私に敵をも愛する心が作られていることを認めてくださいました。これを敵である悪魔・サタンも認めるしかなかったのです。私に全き信仰はもちろん、敵をも愛する善が臨んだことが、霊の世界にも公布されたのです。
その結果、神は私に「神の力の四段階」が全部臨むようにされました。その証拠として、2000年3月、ムアンの甘い水が誕生したのです。塩辛い水が甘い水に変わるのは創造のみわざです。また、私が祈ることによってムアンの甘い水に四段階の力の光が入れられて、甘い水を通しても神の力が現れるようになりました。
神の力の四段階のみわざは2000年から始まった海外の大きな連合聖会で、思う存分発揮されました。その四段階には、創造の神の力も含まれています。創造の力は、聖霊の火で病原菌を焼き尽くしたり、闇を退けたりするわざより、はるかに次元の高いわざを現します。「創造」とは、創造主の神だけにおできになる固有の権限だからです。ムアンの甘い水によって現れ始めた創造の神の力は、ますます完成度を高めていきました。そして、2002年には「最上の創造の力」が完成できるようになりました。
聖徒の皆さん、ところが、父なる神が私を用いて現そうとされた神の力は、それが終わりではなかったのです。2003年4月から、父なる神は「霊の勉強」をさせ、新しい次元を突き抜けていくように導かれました。約1年間、深い霊の世界について教えてくださいました。
そして、続いて2004年9月から「霊の訓練」を始められました。約1年間、理論的に学んだことをそれから実習して、完全に自分のものになるようにされたのです。この霊の訓練過程は数年間かかりました。「霊の離脱」「霊の分離」「空間移動」の過程を踏みました。その過程を経ている間、私のからだからは肉の気運がなくなっては霊の気運で満たされることを何回か繰り返しました。普通の人からあれほど肉の気運が抜けたなら、恐らく死んでしまったでしょう。私はそのように霊の訓練過程で、何度も生死を行き来しました。
このような霊の訓練が終わる頃(2008年6月)、神の「初めの心」を捜していく過程が始まりました。その後、2009年1月に50%を見つけました。その結果、「複合的な神の力あるわざ」を行なえる次元に至りました。複合的な神の力によって結ばれた最も大きな実はイスラエル宣教でした。3年間、イスラエル全域を巡り、イエスが救い主であることを宣べ伝えて、御霊の力によってみことばを確かなものとしました。また、連合大聖会を成功のうちに開催して、「福音の回帰」を実現しました。「そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」という預言が成就されたのです。

愛する聖徒の皆さん、私たちは2000年から海外連合聖会を始めて、2009年イスラエルへの福音回帰を実現するまで、休むことなく走ってきました。私は霊の訓練を受けながら神の力が加えられ、聖徒の皆さんも私のために祈りで、献金で、心で支えてこられました。
ところで、2010年の祈祷課題、第四は何だったでしょうか？　「とどめられない神の力」でした。長い間、霊の訓練を受けて、神の力の次元を高めてきましたが、それでも終わったのではなかったのです。とどめられない神の力あるわざによって、力の範囲が以前よりさらに広くなって、さらに深くなると言われました。
2011年には、神の力がどのように現れるのかを教えてくださいました。まさに「爆発的な神の力」と言われたのです。ふつう、何が突然広がったり起きる現象を「爆発的」と言います。爆発的な神の力とは、「人の力でない、神の力によってできたことが誰でもわかる力」のことです。善の心が少しでもあれば、それを見て「これは本当に神のみわざなんだ」と認めるしかない力のことです。疑おうとしてもとうてい疑えない、否定しようとしても否定できない神の力を指します。
父なる神はこの終わりの時に爆発的な力を現されるために、あれほど多くの霊の訓練を受けるようにされたのです。特に昨年は、また別の霊の訓練を受けました。それは「次元の適応訓練」でした。これは、肉の空間から父なる神がおられる初めの空間まで、四つの次元の空間をあまねく経験して、適応する訓練でした。
私は主を見つけて以来一度も、病気にかかったことがなかったのです。ところが、肉の空間を体験する期間には、私のからだにいろいろな異常現象が起こりました。声がかれてよく出なかったり、指が複合骨折するけがもしました。普通の人が感じる痛みを私もそのまま感じなければならなかったのです。その過程を聖徒の皆さんもすべてご覧になりました。
ところが、皆さんが見られないところでも、私は肉の空間をそのまま体験しなければなりませんでした。私が神を見つける前、七年間病気だった時の症状がからだに現れては消えたりしました。
それぞれ次元が違う霊の空間を体験して適応する過程も、やさしくありませんでした。たとえるなら、乗り物の中には、ほぼ100メートルの高さに人を上げて一瞬に下ろす乗り物があります。一、二回は楽しく感じます。しかし、数か月間、ずっと乗っているなら、どうでしょうか？　からだも精神も支えるのが難しいでしょう。ところが、私は完全に違う次元の空間を何度も体験しながら、適応しなければなりませんでした。それで、時には説教中もぼ－っとしていたりしたことがありました。
このような次元の適応訓練を通して、今後、水の上を歩いたり、UFOを引き下したりすることもできるようになるのです。水の上を歩く時は四次元の空間を、UFOを引き下ろす時は二次元の空間を着なければなりません。今やどんな次元の空間を着ても、適応できるようになったのです。
このように、どんな次元の空間にも十分に適応できるようになったことがわかる証拠は何でしょうか？　それは、死に至る罪によって、公義では地獄に行くしかなかった魂たちを光に導いたことです。これは四次元の空間、すなわち、父の初めの空間に私が入って、初めの愛をもって行なってこそ可能なことです。
初めの父の心はひとりの魂でも滅ぼされることを願われないのです。しかし、死に至る罪を犯した人は公義に従って救われることができません。したがって、公義をはるかに超える愛の犠牲がなければなりませんでした。
イエス様は十字架で死なれることによって「罪から来る報酬は死」という律法の呪いから私たちを解き放してくださいました。律法という公義に従って、罪人は死に向かうしかなかったけれど、公義をはるかに超えるイエス様の愛の犠牲によって、罪人たちに救いの道が開かれました。
このように、私が今回、素手で命をかけて四次元の空間に飛び込むことによって、死に至る罪を犯した魂たちにも、もう一度救いの機会が与えられたのです。これは、まるで地獄の火に落ちた数多くの魂を救うために、私が素手で地獄の火に入ったようなものです。地獄に落ちた魂たちを私の心にいだいて、天国に導く空間移動をしたのです。その過程で、わたしのからだは多くの打撃を受けました。父なる神が霊の気運で支えてくださらなかったなら、私の霊とたましいがからだを離れるしかないほどになりました。
聖徒の皆さん、この次元の適応訓練は「爆発的な神の力」を現すための準備作業でした。ところが、爆発的な神の力は私ひとりだけ備えるからといって現せるのではありません。いろいろな条件が複合的に揃わなければなりません。私に現れる神の力が大きくなるのと同時に、財政の祝福も臨まなければなりません。働き人の力量が大きくなって、聖徒の信仰も成長しなければなりません。財政の祝福は世界情勢や国内景気の流れとも密接につながっています。
先に、イエス様は信じる者に伴う神の力のサンプルを見せてくださったと言いました。そのような力は聖霊の働きによって、各人の信仰に応じて、数千、数万倍に現れることもできると言いました。爆発的な神の力はイエス様が行なわれた神の力のサンプルを数千、数万倍に現して、全世界がカバーできます。これが可能になるためには、複合的にいろいろな条件が備わらなければなりません。
世界的にヒットした商品をたとえてみましょう。ある製品は市場に発表されるやいなや、世界的な「ヒット商品」になることがあります。こうなるためには、何よりその商品の質が良くなければなりません。また、大量生産のための財政が必要です。そして、世界的な販路がなければなりません。これに市場に発表するタイミングも重要です。これと共に、生産から販売まで、すべての過程に有能な社員がいなければなりません。このほかに、商品をまず使ってみた人々の評判も、とても大切です。
しばしば、噂が広がった商品は信じて購入してもかまわないと言われています。これは、それほど商品に対して消費者の信頼が積まれたということです。
「神の力」をヒット商品にたとえるのは申し訳ないですが、爆発的な神の力を現すためには、「ヒット商品」を準備するような作業をしなければなりません。心強い財政の支援がなければなりません。また、世界教区化と放送ネットワークなどを通して、全世界に通じる販路を用意しておかなければなりません。これに加えて、これらすべての過程を一緒に実現していく力ある働き人たちがたくさん必要です。これに、神の力を先に体験した聖徒の皆さんの役割がとても重要です。神の力あるわざと聖潔の福音の実が、まさにマンミンの聖徒の皆さんだからです。
爆発的な神の力をもって世界宣教を行ない、多くの人々が本教会を訪問するとき、今度は聖徒の皆さんが「サンプル」にならなければなりません。表の姿だけでなく、内面の信仰もまことにしっかり固められて、「なるほど神の力と聖潔の福音では、あんなふうになれるんだ」と言われるべきです。「病気や事故とはかかわりがなく、物質も祝福されているんだ！」「本当に初代教会のように愛で一つになっている！」聖徒の皆さんを見る人は誰でも、このような感嘆が自然に出てこなければならないのです。
もうほとんどそうなっています！　私が次元の適応訓練を受けている間、聖徒の心が浄化されました。聖徒の信仰の平均が父なる神が望まれる水準に至りました。初代教会のような雰囲気も作ることができます。そして、働き人たちも力量を備えていて、組織も世界教区化を実現するようによく整備されました。これからお預けになっていた物質が手元に届くなら、爆発的な神の力が働き始めるのです。


[結論]

愛する聖徒の皆さん、私たちは爆発的な神の力で、神が終わりの時に計画された摂理を実現するようになります。カナン聖殿、大聖殿を建て上げるでしょう。世界宣教と民族福音化も、もっと驚くほど実現されます。これによって、父なる神が望まれる、数え切れない救いのみわざがなされるでしょう。世界の国々に神の栄光を現すでしょう。[ハバクク2:14]「まことに、水が海をおおうように、地は、主の栄光を知ることで満たされる。」というみことばのようになるでしょう。聖徒の皆さんはこのためにもっと熱く祈り、栄光の隊列にも堂々と加われますよう、主の御名によって祝福して祈ります。

 
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